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2019.05.20

シタテル 「ショールーム」と提携、Tシャツをライブコマースで

 衣料品の生産プラットフォームを提供するシタテルは動画配信を手がけるSHOWROOM(ショールーム)と連携してオリジナルTシャツのライブコマースを実施した。人気の動画配信者によるオリジナルTシャツを企画し、動画配信プラットフォーム「ショールーム」上で販売。企画段階からユーザー参加型で服を制作した。ライブコマースで売れ行きが良かった配信者は都内に開設するポップアップストアで販売も行う。

 「ショールーム」はアイドルやタレントらがライブ配信を行うプラットフォーム。今回、配信者の中で人気がある16人を選び、それぞれがオリジナルTシャツの企画・販売を実施した。「ショールーム」でオリジナルのアパレルを販売するのは初めての試みとなる。

 企画では、まず配信者がデザインした手書きのラフ案を、シタテルのデザイナーズネットワークを使ってイラスト化。できあがった2種類のデザイン案は、「ショールーム」でのライブ中に配信者が紹介して投票を募り、1つに絞った。

 その過程でライブ中の視聴者の声を受けてデザインを変更したアイテムもあり、配信者と視聴者とが双方向でTシャツのデザインを作り上げた。

 こうしてデザインが決まったオリジナルTシャツは、5月8~14日の期間ライブコマースで販売。「ショールーム」内に「ショップルーム」というカート機能があり、これまでもアイドルのCDなどに使われていたが、そのショップルームを活用した。

 商品は配信者16人がそれぞれ視聴者とともに選んだアイテムに加え、各自のアバターを胸元にデザインしたものを合わせて2種類のTシャツをラインアップ。各3色で、サイズは4種類(S・M・L・LL)を用意。価格は税抜4980円。すべて受注生産で、6月中旬をメドに届ける。

 ライブコマースによって200枚以上のTシャツを売り上げた配信者は、6月下旬に東京・池袋にある商業ビル「池袋パルコ」のポップアップストアでTシャツを販売することもできる。

 「ショールーム」では、視聴者が「ギフティング」と呼ばれる方法で配信者を支援できる仕組みになっており、これが配信者にとっての収益源となっていた。今回の取り組みは「ショールーム」での新たなマネタイズ方法を開発する中で立ち上がったという。

 

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