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2019.03.25

千趣会の汗対策インナー「サラリスト」 綿混素材にリニューアル、19年の販売目標7.6億円

 千趣会は、夏の人気商品である汗対策インナーブランド「サラリスト」で、とくにリピーターの多い”大汗さん”シリーズの素材を綿混にリニューアルしたほか、汗取りパッドの形状を見直した。また、「サラリスト」全体ではインナーにとどまらないラインアップの拡充に着手するなど全47型をそろえ、2019年度における「サラリスト」の売上高は前年比4%増となる7億6000万円を計画する。

 「サラリスト」は2011年の発売以来、シリーズ累計480万枚を売る大ヒット商品だ。脇部分に汗を吸収する防水布を表地と肌側の生地で挟んだ三重構造の汗取りパッドを採用して人気で、昨年は過去最高となる70万枚超を受注した。

 昨今、インナーには快適性と、天然素材である綿へのニーズが高いことから、主力の”大汗さん”シリーズについて、今シーズンは素材を綿混(ポリエステル35%、レーヨン30%、複合繊維25%、綿10%)に刷新したほか、汗取りパッドの形状を大幅に見直して過去最大の大きさとした。

 千趣会独自の消臭綿混糸を開発。綿のさらっとしたやさしい風合いを保ちつつ、高い消臭性や吸水速乾性、接触冷感性を持たせるのに成功したという。また、今シーズンは一番汗の量が多い脇部分の縫い目をなくすことで縫い目からのシミ出しを防止するのに加え、パッドの横幅を広くして体の前側からの汗もしっかりガードするという。

 加えて、「ファッションの流行に合わせてインナーを選ぶ消費者が増えている」(檜山のぞみベルメゾン事業本部生産調達部インナーチームバイヤー=写真)とし、前後Vネックのトップスに対応した商品や、オフショルダーの服に合わせたモールドカップ付き商品などアウターとの相性を考慮したインナーを打ち出すほか、グンゼとコラボした首まわりが切りっぱなしのインナーも提案する。

 また、大汗さん用以外にも綿100%の消臭インナーを展開するほか、最近では「サラリスト」はインナーにとどまらずにルームウエアや靴下なども展開しており、今シーズンはトイレ対応のペチパンツやTシャツ、パジャマ、スニーカー丈ソックスなども投入する予定だ。

 「サラリスト」全47型のうち、レディースは42型、メンズ4型、マタニティー1型で、人気の大汗さん用商品は17型(レディース16型、メンズ1型)となる。

 千趣会では「サラリスト」シリーズの販売を2月22日から順次始めており、3月27日までは、早割キャンペーンを実施。「サラリスト」シリーズを3点以上購入すると10%オフ、5点以上で15%オフとすることで、まとめ買いを促す。

 

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