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2019.02.14
レナウン スーツのレンタル事業強化、チャット接客も開始
レナウンは2月8日、スーツの月額制レンタルサービス「着ルダケ」(画像)の2019年春夏シーズンの申し込み受け付けを開始したのと同時に、新プラン「クールビズプラン」を新設したほか、チャットサービスを導入した。
「着ルダケ」は、昨年秋冬シーズンに本格始動したビジネスウエアのレンタルサービスで、衣服をシェアすることに抵抗を感じる男性が多いため、利用者一人ひとりに専用のスーツを提供するほか、半年ごとに商品をクリーニングして衣替え時まで同社が保管する。
レナウンでは、ビジネスファッションのカジュアル化が進んでいることや、消費者からも春夏は上着を着用しないという声が寄せられていたこともあり、これまでスーツのプランだけを用意していたが、今春夏シーズンからは「クールビズプラン」を新設した。
通常、半年ごとにスーツ2着をレンタルできる「スタンダードプラン」(月額税別4800円)と、同スーツ3着となる「エンタープライズプラン」(同5800円)があるが、新プランでは金額は同じで、「スタンダードプラン」の春夏スーツ2着分がスラックス5本に、「エンタープライズプラン」の春夏スーツ3着がスラックス5本とスーツ1着になる。
また、2月8日からは従来の電話やメールによる日中の問い合わせに加え、仕事を終えた夜間にも質問したいという声に応えて、毎日午後7時~11時の4時間、チャット接客サービスを導入。利用者の「着ルダケ」やビジネスウエアに関する悩みや質問にスピーディーに対応する。
今後は幅広いサイズ展開などパーソナル対応や、機会ロス低減に向けた受注生産体制への早期実現、他業種とのコラボなどに取り組む。
レナウンは「着ルダケ」で22年までに1万人の利用者獲得を計画しているが、30~50代を中心に好評を得ていることから、「できるだけ前倒しで達成したい」(同社)としている。