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2025.01.04
百貨店の初売り 3日からが増える コートなど売れ、正価品にも動き
百貨店の25年初売りが3日までに始まった。高島屋や大丸松坂屋百貨店、阪急阪神百貨店の大手百貨店は元日に加えて2日を休業した。人手不足に対応して「就業環境を改善するとともに、販売体制の拡充で顧客の体験価値の向上につなげる」(高島屋)という。
高島屋日本橋店は前年の1月2日に比べて売り上げ・客数ともに30%増となった。前年に続き3日を年始営業にした松屋銀座本店は売り上げが10%増、客数が4%増だった。福袋や防寒コートなどのセール品を買い求める客が多かった一方で、マークダウンしない正価品の動きが良かった。価格よりも今必要な商品を買い求める傾向が強まっており、春まで長く着られるジャケットや明るい色のセーターが売れた。インバウンドは「ラグジュアリーブランドなど高額品を中心に好調だった」(松屋銀座本店)と24年の勢いを維持している。