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2018.10.29
Amazon Goの仕組みは脅威となるか?サンフランシスコ店へ行ってみた
以前の記事「小売業界の敵はAmazonではない? これからの小売が知っておくべき課題」でも紹介したように、Amazon Goの台頭により、レジなしコンビニひいてはその技術が注目が浴びている。
サンフランシスコにはレジなしコンビニのスタートアップ2社が実験店舗を展開してきたのだが、ついに先日Amazon Goもオープンした。
Amazonの大規模計画は小売業界の脅威になり得る
Bloombergによると、Amazonは2021年までにAmazon Goを3000店舗まで拡大する計画をしているという。この数字がどれだけの規模かというのは、1901年創業の小売最大手、Walgreensと比較すると理解しやすいだろう。
先ほど紹介した以前の記事にも記載されている「米小売企業の売上高ランキング2017年版」によると、WalgreensはAmazonよりもランキングがひとつ上の6位であることがわかる。同社は現在、主に24時間営業のドラッグストア(コンビニエンスストア型に近い事業)を米国内で約8100店舗ほど展開している。
この規模を考えると、3年という短い期間で4店舗から3000店舗までの拡大計画は驚くべき規模であることがわかる。さらには、実現するとAmazon Goストアの規模だけで全米の小売業界では間違いなくトップクラスの規模になると推測できる。
サンフランシスコでは2店舗目のオープンが今年の冬に予定されており、Googleマップ上ではすでに確認することができる。
また、2019年にはシカゴで3店舗目を展開し、ニューヨークにも初出店する予定だという。これが実現できれば計9店舗となる。
では、Amazon Goは小売業界にどれほどの影響を与えるのだろうか?それを実感する機会を逃さないために早速取材を行ってきたので紹介しようと思う。