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2019.01.01
【2019年】絶対おさえておくべき、4つのマーケティングトレンド
2019年がスタートし、本格的に来年度のマーケティング計画に取り組む、もしくは最終の見直しに入った会社は多いだろう。
新しいソーシャルメディア、サービス、キャンペーンが日々登場し、マーケティング業界は目まぐるしく変化をし続けている。一方、マーケティングのトレンドは、突如現れるというよりも、徐々にその傾向が見てくるというのが通例だ。
そこで2018年に顕著に現れてきた、絶対に外すことができない4つのマーケティングのキードレンドと、それらに対して2019年に取り組むべきことについてまとめてみた。統計データも多数紹介しているので、上司やクライアントへの提案資料作成の際の参考にして頂ければ幸いだ。
1. 動画(オーガニック・広告)
動画を使ったマーケティングの台頭については、ここ数年ずっと言われて続けているが、2019年もその勢いはより一層加速することが予想される。今まで動画マーケティングに本腰を入れていなかった企業も、もはや動画を無視することができなくなるだろう。
IGTVの登場とTikTok
2018年の動画マーケティングのハイライトといえば、instagramのスタンドアローン動画プラットフォームIGTVの登場と中国発の動画投稿アプリTikTokの大流行だ。
Instagram Story(Source: instagram)
IGTVはモバイルデバイスからの視聴に特化した、縦型の長時間の動画に対応したプラットフォーム。Instagram Storyは15秒までの動画しか投稿できないのに対して、IGTVでは最大で10分の動画投稿が可能になった。(フォロワーが多いアカウントや公式アカウントなら最大60分の動画投稿が可能)
TikTokは中高生を中心に人気の動画投稿アプリで、リップシンキング(音楽に合わせて口パクで歌っているように見せるパフォーマンス)やダンスなどの動画が投稿されている。
数字で見る動画マーケティングトレンド
- 一般的なアメリカの消費者は平均で毎日1.5時間の動画コンテンツを視聴する(Wyzowl)
- 2020年までに、インターネットのトラフィックの80%以上がオンライン動画の視聴になる(Cisco)
- ライブ動画市場規模は、2016年302億ドルに対して、2021年までに700億ドルまで拡大する見込み(Research and Market)
- 2018年6月の時点でInstagram StoryのDAUは、全世界4億人で、2016年から増え続けている
instagram storyのデイリーアクティブユーザーの変遷(Source: Statista)
2019年に取り組むべきは、ユーザーと繋がるための動画配信
Online Publisher Associationによると、80%のユーザーは、過去30日に視聴した動画の内容を覚えているという。オーガニックの動画コンテンツの配信はもちろん、動画広告にも積極的に取り組む必要があるだろう。特に、Instagram Story, Facebook Story, IGTV, snapchatなど縦型動画フォーマットも増えてきていることを考えると、モバイル視聴を前提とし、かつメディアの特性にあった動画コンテンツの制作が必要となる。
また、企業に透明性を求める動きや、FOMO(Fear of Mission Out、重要なイベントを見逃してしまうことを恐れる感情)、リアルなつながりへのニーズから、ライブ動画に対する人気も見落すことはできない。リアルタイムでユーザーからの質問に答えたり、商品のライブデモ、イベントの「舞台裏」を公開したりするなど、その時しか見ることができない、限定感のあるコンテンツ制作に取り組みたい。
加えて、一対一ののパーソナルな動画の活用にもチャレンジしたい。Eメールや電話ではなく、クライアント一人ひとりに合った動画コンテンツを届けることで、より深いエンゲージメントを得ることが期待される。クライアントの疑問に対して動画で説明するのでも良いし、感謝の気持ちを伝える手段としても有効だ。
btraxでも弊社主催のイベント「DESIGN for Innovation 2018」にお越し頂いたクライアント一人ひとりに、CEOのBrandonとデザインディレクターJensenからお礼のメッセージ動画をお送りしたところ、非常に好評を頂いた。