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2018.10.19

第9回「マカオファッションフェスティバル2018」開幕 中国&ポルトガル語圏との“一帯一路”体制強める

【18日=マカオ】マカオのファッションデザイナー&ブランドが最新コレクションを披露する第9回「マカオファッションフェスティバル2018」が10月18日、世界最大級のカジノ・リゾート「ザ ベネチアン マカオ リゾート ホテル」で開幕した。今回から会場を同施設内の大型ボールルームへと移動。3日間に渡り、若手からベテランまで約25組が最新コレクションを発表する。アジアと欧州を結ぶ中国の巨大経済圏構想「一帯一路」を同展に取り入れ、中国語圏やポルトガル語圏のデザイナー&ブランドとの連携強化を打ち出している点も特徴だ。主催は、マカオ生産力科技轉移中心(CPTTM)とマカオ貿易投資促進局(IPIM)。

 初日の18日には、「一帯一路ファッションパレード」と題し、8カ国・地域から参加した9ブランドがランウェイ形式でコレクションを披露。「Auralo Arte」「CHAVIN」といったマカオ発ブランドに加え、2年連続参加となる「Hanz Herzl Pableo aka Hanz Coquilla」(フィリピン)や、「Hometown of Gambiered Gauze」(中国・広州)「Oplus2」(香港)「The Parrot」(タイ)「TSUNG YU CHAN」(台湾)など海外勢が参加。「BIBAS」(ギニアビサウ)や「Nivaldo Thierry」(モザンビーク)などポルトガル語圏のブランドも最新コレクションを発表した(※マカオの公用語は中国語とポルトガル語)。

 「マカオファッションフェスティバル」は、マカオのファッション産業振興を目指し、マカオ政府と民間組織による非営利組織CPTTMによって2000年にスタート。「マカオ国際トレード&インベストメント・フェア(MIF)」の併催イベントとして、MIF会場の一角で開かれてきたが、今回から約260席(従来の25%増)を設けたボールルームへと移動。開催費用を1割ほど増やし、プロモーションにも力を入れた。CPTTMでクリエイティブ事業のシニア・ディレクターを務めるレニー・ン氏は、アパレルウェブの取材に対し、「会場を独立させたことで、イベントに興味を持っている方に集中して訴求できるのがメリット。加えて、一帯一路構想のもと、中国語圏やポルトガル語圏のデザイナーとの相互連携を強る。マカオのファッションを対外的によりアピールできるきっかけにしたい」と話した。

 会期は20日まで。ランウェイ形式によるファッションショーやショーケース展示を中心に、マカオ唯一のファッション&クリエイティビティーのスペシャリスト養成機関「ハウス・オブ・アパレル・テクノロジー」の生徒らによるコレクション披露、実技・ビジネススキルも評価対象となるサンプル作品コンテスト「Fashion Exhibition of the 5th Subsidy Prgramme for Fashion Design and Sample Making」のファイナリストによる作品披露・授賞式なども行う。

  • 「Auralo Arte」(マカオ)

  • 「Auralo Arte」(マカオ)

  • 「CHAVIN」(マカオ)

  • 「CHAVIN」(マカオ)

  • 「BIBAS」(ギニアビサウ)

  • 「BIBAS」(ギニアビサウ)

  • 「Hometown of Gambiered Gauze」(中国・広州)

  • 「Hometown of Gambiered Gauze」(中国・広州)

  • 「Nivaldo Thierry」(モザンビーク)

  • 「Nivaldo Thierry」(モザンビーク)

  • 「TSUNG YU CHAN」(台湾)

  • 「TSUNG YU CHAN」(台湾)

  • 「Oplus2」(香港)

  • 「Oplus2」(香港)

  • 「The Parrot」(タイ)

  • 「The Parrot」(タイ)

  • 「Hanz Herzl Pableo aka Hanz Coquilla」(フィリピン)

  • 「Hanz Herzl Pableo aka Hanz Coquilla」(フィリピン)

  • 「Hanz Herzl Pableo aka Hanz Coquilla」(フィリピン)

(取材・撮影・文/編集部:戸田)

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