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2017.12.20

あべのハルカス近鉄本店 位置情報販促アプリ「ニアリ」導入 リアルタイムにお客を呼び込む

 あべのハルカス近鉄本店は、ipoca(東京、一之瀬卓社長)が提供する位置情報(GPS)販促アプリ「ニアリ(NEARLY)」の参加を開始した。近鉄百貨店としては初。GPSを活用し、買い物客をリアルタイムに呼び込むのがねらい。

 

 同施設が参加する「ニアリ」は、普段から百貨店や商業施設を利用しているユーザーが会員。その会員の位置情報によって、お得なテナント情報やタイムセール情報などをダイレクトに配信する。会員の約7割が、20代から40代の女性であることから、あべのハルカス近鉄本店では、化粧品やデパ地下などの情報を発信し、女性ユーザーの来店促進を強化する。村山嘉健・近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店販売推進部長は、「ニアリを通して新たな顧客との接点強化、同時に情報発信においての省力化したい。新たな顧客層に向けての情報発信を加速させる一方、1人当たりの生産性も向上させていかなければならない」と話す。

 

 「ニアリ」は、身近な施設や店舗の様々な商品情報、お得な情報などを画像で簡単に探すことのできるプラットフォーム型の販促アプリ。地域の商業施設を1本化できるのが最大の特徴で、エリア単位で商品情報やお得情報を画像で簡単に探すことができる。特定の施設や店舗にこだわらず、様々な場所で購買するライトユーザー層に支持される傾向が強く、現在の導入済み商業施設数は140超、登録店舗数は1万3,000店舗以上となった。

 

 あべのハルカス近鉄本店の11月度売上高は、前年同月比26・2%増、来客数は同20%増。訪日外国人による利用よりも、地元客による利用が増加傾向にあるという。

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