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2017.12.19
2018年のカラーは“ウルトラバイオレット” 米パントン社が発表
カラーコンサルティング・サービスを提供する米パントン社が、毎年のテーマカラーを選ぶ「パントン®・カラー・オブ・ザ・イヤー」で、2018年のテーマカラーは「ウルトラバイオレット(PANTONE 18-3838 Ultra Violet)」であると発表した。
米パントン社は、「複雑で瞑想的なウルトラバイオレットは、宇宙の神秘や、未来への好奇心、未知の発見を示唆する。謎めいたパープルは昔から、カウンターカルチャーや、型にはまらない自由さ、芸術的才能の象徴であり、プリンスやデヴィッド・ボウイ、ジミ・ヘンドリックスといったカリスマ・ミュージシャンは、ウルトラバイオレットを自己表現の1つとして用い、この色合いをポップカルチャーの最前線に位置づけた。繊細で情動的なウルトラバイオレットの深みは、周りに同調せず、非適合性を象徴し、この世界で生きる自分の証を見つけ、創造力を働かせて限界を超えるまで私たちを駆り立てる」とコメントしている。
ファッションにおいては、「男女を問わずランウェイやストリートでも、ファッションにウルトラバイオレットを取り入れることで、舞台映えする魅惑的な印象を与える。赤と青を組み合わせて作られたことから、ファッションにも独特なカラー・コンビネーションを促し、想像する以上に様々な色と簡単に組み合わせることができる。金や金属と組み合わせればゴージャスでまばゆい印象を、グリーンやグレイと合わせれば上品な印象を与えるほか、その他の素材と合わせても独特な趣を醸し出す。艶かしいバイオレットは夕暮れを思い起こさせる一方、アスリージャーやスニーカーが使用しても予想外にモダンな印象になる。宝石やイヤリングなどのアクセサリーに取り入れれば、自然石や生地、花のような複雑な印象を与えてくれる」としている。
「パントン®・カラー・オブ・ザ・イヤー」は、パントン社の一部門であるパントン・カラー・インスティテュートのカラースペシャリストが、エンターテイメント産業やフィルム業界、美術展示会、有望なアーティスト、ファッション、デザイン、人気の観光地、新しいライフスタイル、社会経済など、色に影響を与える世界中の多彩な領域を綿密にチェックし、毎年テーマカラーを選定するもの。2016年はセレニティ(PANTONE 15-3919)とローズクォーツ(PANTONE 15-1520)、2017年はグリーナリー(PANTONE 15-0343)だった。
■パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー 2018
https://www.pantone.com/color-of-the-year-2018