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2018.08.29
「ファイブノット」が2019春夏ショー開催 キューバの旅へ誘うカラフルなコレクション
「ファイブノット(5-knot)」が2018年8月28日、2019春夏コレクションのランウェイショーを東京・原宿で開催した。
毎シーズン、「旅」をテーマに、実際に訪れた国で受けたインスピレーションからコレクションを紡ぎあげる「ファイブノット」。今シーズンは「キューバ」を旅し、出会った人々や街並み、そしてアートや音楽、食などの文化に着想を得た。
カラフルなコロニアル建築、ラテンミュージック、陽気な人々。そんなイメージ通りのヴィヴィッドでパワーに溢れたキューバを表現するのは、キューバらしい色使いのボタニカルジャカードや華やかなフラワープリント。そして、ウイスキーの瓶をデザインしたボトル柄やハバナの街並みを描いたオールドハバナプリントなど、ブランドらしい遊び心に富んだ特徴的なプリントの数々が今シーズンも登場する。カラーパレットは、オレンジやグリーン、ブルーなどの原色で、ラテンアメリカの眩い夏を思わせる。
そして古いものと新しいもの、複雑な歴史や様々な人種が混ざり合っている様子は、クラシカルなアイテムにスポーツやエスニックな要素を加えることで大人のエレガンスとして描き出していた。
また、今シーズンは南カリフォルニア発の「オーシャンパシフィック(Ocean Pacific)」とのコラボレーションで、ロゴが印象的なTシャツやカットソー、ブランド初となる水着を発表した。ハンドメイドのハットは「Kohsuke Inaba」とコラボレーションしている。
今季は他都市のコレクション発表の時期に合わせてショー開催のタイミングを早めたという「ファイブノット」。デザイナーの鬼澤瑛菜と西野岳人は、「チャンスがあればいつでも海外に進出したい」と今後の意気込みを語った。
文:山根由実
撮影:土屋航