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2016.08.19

ファセッタズム落合デザイナーも参加 香港貿易発展局が新ファッションイベント「センターステージ」9月開催

 香港貿易発展局が主催する新ファッションイベント「センターステージ(CENTRESTAGE)」が9月7日(水)~10日(土)、香港コンベンション&エキシビションセンターで開かれる。アジアのデザイナーブランドに焦点を当てたトレードショーとして、約150ブランドが出展。1万5,000人の来場を見込んでいる。

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 同局では、OEM・ODMメーカー向けの国際ファッション見本市「香港ファッションウィーク」を1月と7月の年2回開催しているが、1980年代頃からの香港デザイナーたちの台頭に伴い、デザイナー系ブランドを集めた新カテゴリーを同見本市内に設置。2003年には、1月展の共催イベントとして、「ワールドブティック香港」をスタートした。しかし、世界のトレードカレンダーに合わせてほしいという声が、サプライヤーとバイヤー双方から以前から上がっていたことから、9月の単独開催を決定。名称も「センターステージ」に変更した。

 会場は、ブランドの特徴やテイストによって分けられた4つのゾーンで構成。ブース出展のほか、ランウェイショーやセレブリティー達を集めたレセプション、トレンドセミナー、トークセッションなどを実施。地元香港の若手クリエイターたちを発掘・育成するための「香港ヤングデザイナーズコンテスト(YDC)」には、落合宏理「ファセッタズム(FACETASM)」デザイナーが審査員の1人として参加する。落合デザイナーは、10日開催のトークショー「the Fashio Master of “FACETASM”」にも出演する予定だ。また、同会場では、約2万人の来場を見込んでいる時計の国際見本市「香港ウォッチ&クロックフェア」(6~10日)も同時開催され、最終日の10日には、両イベントで一般来場者を呼び込む。

 日本からは9社の参加が決定しており、中小企業の産業支援を行う国際ファッションセンターが取りまとめたのは、浴衣やデニム、日傘などを主力とする「傳tutaee」、ユニセックスブランド「フライハイト」、ナチュラル系レディスウエア「ルシエル」、メンズブランド「エムエヌラスト」、東京発の制服ブランド「ルーシーポップ」の5社。そのほか、絵本の世界とリンクしたデザインを特徴とする「ニーツ」、ユニセックスブランド「ソウム」、「ワンピースとタイツ」の新ラインで、古着をベースにした「フルギ ト レース」、スタイリスト相澤樹が監修する「トリンカ」が参加。いずれも経済産業省が出展サポートを行う。

 香港貿易発展局・展覧会事業部のシニア・マネージャーを務めるバイロン・リー氏は、7月の「香港ファッションウィーク」で、アパレルウェブの取材に応じ、センターステージについて、「時期を変えるだけでなく、これまでと全く違うファッションイベントにしたいと考えている。アジアのデザイナーたちは近年、世界的活躍をみせている。日本はアジアのファッションのなかで重要な位置を占めているし、韓国のファッションも世界的に人気が高まっている。アジア各地の才能あるデザイナーやブランドの魅力に焦点を当てた、全く新しいフォーマットを構築したい」とコメントしている。

「センターステージ」公式サイト

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