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2025.06.06
「ドルチェ&ガッバーナ」が伊・ローマで「フロム ザ ハート トゥ ザ ハンズ:ドルチェ&ガッバーナ」展を開催

Melania Dalle Grave, Piercarlo Quecchia, DSL studio
「フロム ザ ハート トゥ ザ ハンズ:ドルチェ&ガッバーナ」展は創業以来「ドルチェ&ガッバーナ」の精神を支え、インスピレーション源でありミューズでもあるイタリア文化への愛の宣言であり、創業者たちの創造プロセス、アイデアがハートで生まれ、ハンド(手作業)によって形づくられるまでの旅路を辿るものだ。
Melania Dalle Grave, Piercarlo Quecchia, DSL studio
会場は、ピオ・ピアチェンティーニが設計し、1883年に開館したパラッツォ・エスポジツィオーニ・ローマ。これまでにミラノと仏パリで開催してきた同展は、今回、パリからイタリアへ凱旋するにあたり、新たな空間に合わせ、展示法とストーリーを一部再構築し、3つの部屋が新たに加わった。
Melania Dalle Grave, Piercarlo Quecchia, DSL studio
「サルデーニャの芸術 (THE ART OF SARDINIA)」では、サルデーニャ島の豊かで独自の伝統文化や島に残る古代の巨大石造建造物へオマージュを捧げている。
Melania Dalle Grave, Piercarlo Quecchia, DSL studio
「テーラリングの構造美(ANATOMY OF TAILORING)」では、服飾文化史の中で重要な位置を占めるコルセットと身体形状を再構築するテクニックに焦点を当てた。
Melania Dalle Grave, Piercarlo Quecchia, DSL studio
そして「シネマ(CINEMA)」の部屋では、ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナにとって長くクリエーションのインスピレーション源である映画を称え、特にジュゼッペ・トルナトーレのユニークな才能に敬意を表している。
同展には、「ドルチェ&ガッバーナ」のクリエイティブと共鳴するヴィジュアル・アートの作品も展示。約1500㎡の広さを占める大規模な没入型空間を巡る構成で、エレガント、センシュアルでユニーク、唯一無二の美学を基調とした世界観を表現する、ラグジュアリーへの追及を巡ることができる。
創業デザイナーたちの作品にインスピレーションを与えてきた数多くの文化的要素に焦点を当てた同展では、アート、建築、職人技、民話、音楽、オペラ、バレエ、演劇、そしてラ・ドルチェ・ヴィータ(La Dolce Vita:甘い生活)などテーマごとに、展示している。
イタリアンスタイルである「アルタ モーダ」を象徴する「ドルチェ&ガッバーナ」の作品が200点以上一堂に会するこのエキシビションは、ローマ市の後援を受け、ローマ市文化局およびパラエクスポ特別公社(Azienda Speciale Palaexpo)の主催で、IMG が企画制作を務める。キュレーションはフロランス・ミュラー、会場デザインはアジャンス・ガリュシャが担当した。
■「フロム ザ ハート トゥ ザ ハンズ:ドルチェ&ガッバーナ」展
チケット販売: mostradolcegabbana.com
会場: Palazzo Esposizioni Roma, via Nazionale 194 00184 Roma
会期: 2025年5月14日(水)~8月13日(水)
開館時間: 日曜日~水曜日 10:00-20:00 / 木曜日~土曜日 10:00-22:30
最終入場は閉館時間の45分前まで
Courtesy of DOLCE&GABBANA