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2025.05.16

第108回ピッティ・イマージネ・ウオモが伊・フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで開催

Courtesy of ISSEY MIYAKE INC.

 

 第108回ピッティ・イマージネ・ウオモ(ピッティ・ウオモ)が、2025年6月17日から20日まで、伊・フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで開催される。

 

ファッションと自転車の融合

 2026春夏コレクションを中心とした730を超えるブランド(そのうち43%が国外ブランド)が集結するピッティ・ウオモ2025夏のテーマは“PITTI BIKES”だ。

 

 2025年6月に開催する夏の見本市に向け、クリエイティブ・ディレクターのアンジェロ・フィグスのもと、フォトグラファーのアレッサンドロ・ティンパナーロが撮影し、アレッサンドロ・ゴーリがグラフィック編集を担当した新たな広告キャンペーンが公開。会場となるフォルテッツァ・ダ・バッソは、アレッサンドロ・モラデイによる空間演出によって、ファッションとライフスタイルが融合する理想のサーキットへと姿を変える。

 

 現代の二元的な価値観の象徴として、二面性を持つ「自転車」で、都市と自然、保全と革新、孤独と社交、個の価値と帰属意識といった、その間でバランスを探しながら躍動する「いま」を表現した。

 

 第108回ピッティ・ウオモでは、“PITTI BIKES”のテーマをより鮮明に具現化し、「BIKESTER」という新たな解釈へと昇華。自らの力でペダルを漕ぎ、自分のリズムで進み、進路を決める。その一方で、自転車との深い一体感を感じる。そんな体験は、もはや遠く離れた世界ではない、相互に接続されたファッションの領域を横断する象徴的な旅として表している。

 

 この「仮想の自転車」を、ピッティ・ウオモの多様なセクションである新しいフォーマルウェア、革新的なデザイン、ストリートウェアやアーバンスタイル、アウトドアギアやテクニカルウェアといったファッションと融合させている。

 

 また昨年、ツール・ド・フランス フィレンツェ開催を記念してスタツィオーネ・レオポルダで初開催した「BECYCLE」は、今年はピッティ・ウオモ内で開催。フォルテッツァ・ダ・バッソ内の「サラ・デッラ・ロンダ」で実施する。

 

ゲスト・オブ・オナーは「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」

Courtesy of ISSEY MIYAKE INC.

 

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)」は、第108回ピッティ・ウオモで、「Guest of Honor(名誉招待ブランド)」として参加。開催期間中の6月18日には伊・フィレンツェ市内の会場でスペシャルイベントを開催する予定だ。

 

ゲストデザイナーには「ポスト アーカイブ ファクション」と「ニコロ パスカレッティ」を選出

Courtesy of POST ARCHIVE FACTION

 

 第108回ピッティ・ウオモでは、独創的かつ多様性に富んだスタイル表現に焦点を当てた特別プレゼンテーションとイベントが開催。今シーズンの特別イベントのひとつとして、ゲストデザイナーに選ばれたのは、「ポスト アーカイブ ファクション(POST ARCHIVE FACTION(PAF))」と「ニコロ パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)」だ。

 

 また、「ポスト アーカイブ ファクション」は、韓国の若手デザイナー、イム・ドンジュンとチョン・スギョが手がけるメンズウェアブランド。ピッティ・ウオモの国際的な来場者のために構想された特別イベントをフィレンツェで披露する予定だ。

 

ニコロ・パスカレッティ Photo by Laura Marie Cieplik

 

 「ニコロ パスカレッティ(Niccolò Pasqualetti)」デザイナーのニコロ・パスカレッティは、2024年のLVMHプライズでファイナリストに選出されるなど、国際的な新進気鋭のデザイナーとして注目を集めている。パリ・ファッションウィーク公式スケジュールでの発表に続き、フィレンツェでその独自の世界観を披露。ピッティ・ウオモ期間中には、メンズウェア・コレクションを特別なランウェイイベントとして世界初公開する。

 

 

 

■「ピッティ・イマージネ・ウォモ」公式サイト

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