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2024.10.25
「プラダ」が「Lizzie Fitch | Ryan Trecartin: It Waives Back」展を「プラダ 青山店」で開催 オープニングレセプションにはセレブリティも来場
Courtesy of the artists(Lizzie Fitch | Ryan Trecartin)/© DAICI ANO
「プラダ(PRADA)」が2024年10月24日~2025年1月13日までの期間、展覧会「Lizzie Fitch | Ryan Trecartin: It Waives Back」展を「プラダ 青山店」で開催。オープン前日の10月23日には、オープニングレセプションも開催した。
「It Waives Back」はアーティストのリジー・フィッチとライアン・トレカーティンが2019年に発表した「Whether Line」の新作。マルチメディアインスタレーションプラダ財団から委託を受け制作し、映画1作品とアニメーション作品、そしてミラノのプラダ財団にある複数の建物にまたがるサウンドデザインで構成している。
今回、東京の展覧会で展示する新作の制作にあたり、2人は「Whether Line」の制作時に撮影した何百時間にも及ぶ映像を見直したという。彼らの考える“バージョンフッド(version-hood)”のコンセプトをふくらませ、登場人物やナラティブ要素、そして時間自体がロケーションをベースにした「Whether Line」を核に、アイデアをさらに探求したのが「It Waives Back」だ。
Courtesy of the artists(Lizzie Fitch | Ryan Trecartin)/© DAICI ANO
同展では、大型のインスタレーション1作品、映画2作品「TITLE WAIVE」、「Waives Back(Whether Line)」、そして数々の彫刻のシリーズを展示。リジーとライアンの代表的なインスタレーションモチーフである「彫刻的劇場」は、木造建築と暗い温室のような空間で構成した。
サウンドデザインはトレカーティンが作曲し2024年8月にコロラド州アスペンでライブレコーディングした音楽を、映画の随所に挿入。音楽とライブパフォーマンスは、リジーとライアンの芸術活動の基礎をなす要素であり、彼らはデジタル音楽制作ソフトウェアを活用して膨大なサウンドトラックを作成、分解、再構築し、その多くをその彫刻的劇場や映画に取り入れている。
Courtesy of the artists(Lizzie Fitch | Ryan Trecartin)/© DAICI ANO
加えて同展では、新しい彫刻作品も展示。「フィギュラティブミザンセーヌ(比喩的舞台演出)」として構成している彫刻は、少数の人型彫刻を集めたグループで構成し、SF的な社会イメージを彷彿させる。オハイオ州地域でよく見られる建設技術を活用して建造した2点の大型彫刻は、墓石や記念碑、公共のランドマーク的建築物やヤードサインから着想を得たものだ。
プラダ財団の支援で実現した同展覧会のレセプションには、アーティストのimaseさん、&TEAMのJOさん、HARUAさん、俳優の向里祐香さん、波瑠さん、渡邊圭祐さんら各界のセレブリティが出席した。
来場セレブリティ
■「LIZZIE FITCH | RYAN TRECARTIN: IT WAIVES BACK」
会期:2024年10月24日(木)~2025年1月13日(月)
場所:プラダ 青山店 6F
東京都港区南青山 5-2-6
入場料無料
Courtesy of PRADA