「シャネル」が、是枝裕和監督と共に新たな世代の映画監督の輩出をサポートする目的で作ったプログラム「CHANEL & CINEMA – TOKYO LIGHTS 東京の輝かしい才能たち」をローンチした。

　国際的に名高い日本映画の伝統を受け継ぐ、若き映画監督のクリエイティビティや大胆さ、そして創造的自由をサポートすることを目的とした同プログラムは、表現のためのプラットフォームと、映画界のエキスパートたちのネットワークへのアクセスを提供する。

　映画とほぼ同時代に生まれた創業者のガブリエル・シャネルは、映画史を築いた偉大なる映画監督たちとも親交があった。最初にハリウッドで、その後はパリで数多くの映画衣裳をデザインしてきたが、彼女の作品に溢れるモダニティは、ヌーヴェルヴァーグとその世代の映画監督たちの台頭に共鳴するものだった。

　今日、「シャネル」は、映画のための衣装を制作し、世界で最も名高い監督や機関や映画祭とコラボレーションすることで、ガブリエルの先駆的なヴィジョンとコミットメントを忠実に守り続けていくという。同時に「シャネル」は、制作における映画監督の決断を最大限に尊重し、関わる作品すべての完全なる自由と独自性を大切にしている。

　メゾンはこの長期にわたるプロジェクトを通じて、尽きることのないクリエーションを育み、日本と世界におけるアーティスティックなコミュニティの発展に貢献したいという思いを新たにしている。

　今回のプログラムについて、是枝監督は「10 年後、20 年後の映画業界を見据えた、若手の才能の育成に協力していただけるパートナーを探していました。これからはシャネルとともに知恵を絞り、新しい出会いの場を提供してまいります。ワクワクするプロジェクトにしたいと思います」と話した。

Courtesy of CHANEL

■「シャネル」公式サイト