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2018.05.25

三陽商会「ラブレス」 2018秋冬から新ブランド「フレイ エア」 福岡ハルズアミ社と提携

 三陽商会はセレクト業態「ラブレス」で、2018秋冬から新ブランド「フレイ エア(Frei EA)」をスタートする。商標権を三陽商会が所有し、企画・デザインを福岡・博多を拠点とするハルズアミ社と共同で行う「インハウスブランドでもない、買い付けでもない、新しい取り組み」(同社)になるという。ハルズアミ社とタッグを組むことで、「ラブレス」ではカバーしていない大人向けカジュアルを提案、新規客の取り込みを図る。

 ハルズアミ社は、福岡・博多を拠点に自社ブランド「Haru’s Ami」の運営や、OEM企画・生産などを行うアパレル企業。デザイナーが、ボディー上の生地をピンとハサミを使いながらデザインしていく独自の服づくりが特徴で、「Haru’s Ami」では、生地の特性を生かした立体的なフォルムやドレープを使用した個性的なスタイルが人気を集めている。もともと三陽商会のOEM生産を手がけていたといい、「きれいめでエレガントなスタイルを主力とする「ラブレス」に対し、「フレイ エア」では女性らしさを持ち合わせたカジュアルの提案を強める」(同社)という。

 ブランド名は、“自由”を意味する「Frei」と、“空気(Air)”から連想した「EA」という造語を組み合わせた。デビューシーズンとなる2018秋冬コレクションは、異素材パーツを合わせたブルゾンや、配色切り替えトップス、立体襟やヘムラインが特徴のドレス、2ウェイフード付きのボア素材のアウターなどをラインナップ。アウターで4万円台と、価格は「ラブレス」の約8割程度に設定した。「ラブレス」全店舗と同社オンラインストアで取り扱う。

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