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2023.12.20

「ボッテガ・ヴェネタ」が米アスペン市内初となるストアをオープン 美術館との新たなパートナーシップもスタート

 「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」が、アメリカ・コロラド州アスペン市内初となるイースト・ハイマン・アベニューのストアを2023年12月8日にオープンした。

 

 天井の梁にアスペン材の化粧張りを施し、ホワイト、クリーム、グレー、ベージュといったナチュラルカラーでまとめた店内は、アスペンを囲む荘厳な山々に合わせたデザイン。独立した棚やハンガーラックの形は、この地域の木々からインスピレーションを得ている。壁面や椅子には上質なブークレ生地を使用した。

 

 また、ストアのオープンにあわせ、「ボッテガ・ヴェネタ」はアスペン美術館との新たなパートナーシップもスタート。アーティストが設立した同施設は、グローバルな取り組みを行う現代美術館で、1979年にはアメリカ博物館協会の認定を受けている。

 

 展覧会に重点を置き、作品収集を目的としない美術館として、現代アーティストの支援や多岐にわたる地域コミュニティとの有意義な交流に取り組む。

 

 「ボッテガ・ヴェネタ」とアスペン美術館との年間パートナーシップでは、来年1年間を通していくつかのイベントをサポートする予定だ。第1弾として、スイス人アーティストのウルス・フィッシャーがキュレーションを手がけたジョン・チェンバレンの「THE TIGHTER THEY’RE WOUND, THE HARDER THEY UNRAVEL」展をディア芸術財団と提携して開催する。

 

 廃棄された自動車部品を使った作品で知られるジョンは、抽象表現主義の表現手法を三次元へと拡げた。スクラップや破砕された金属を用いた作品は、彫刻という媒体の可能性を再定義し、今日のアーティストたちに影響を与え続けている。

 

 「John Chamberlain :THE TIGHTER THEY’RE WOUND, THE HARDER THEY UNRAVEL」展は、十数年ぶりに開催する総合的な展覧会として、ジョンの作品をウルスのビジョンを介して美術館の3フロアにわたって展示。ウルス自身もさまざまな表現媒体の境界を打ち破る作品で国際的な評価を得ており、変質、非永続性、変化、衰退に関する彼の彫刻的考察を介した展覧会となる予定だ。

 

 なお、「John Chamberlain :THE TIGHTER THEY’RE WOUND, THE HARDER THEY UNRAVEL」展は、12月14日から2024年4月7日まで開催する。

 

Courtesy of BOTTEGA VENETA

 

「ボッテガ・ヴェネタ」公式サイト

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