「ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）」が2023年11月30日、ファレル・ウィリアムスによる2024プレフォールメンズコレクションショーを香港の｢アベニュー･オブ･スターズ｣で開催した。“HAWAII TO HONG KONG / HK is for LVERS”をテーマに、ビクトリア湾にヨットを浮かべたり、ドローンショーを行ったりなど大仕掛けのものとなった。

　ファレルにとって二度目となる同コレクションは、美しいテーラリング、セーラールック、サーファー、ハワイ由来のトロピカルフラワー柄などが印象的。ダンディーな男性像を南国のハッピーなムードで表現した。

ファーストルックは、真っ白なダブルブレストジャケットとフレアパンツのセットアップ。程よいリラックス感がありながらも、仕立ての良さを伝える落ち感が美しい。他にもパステル調のテーラリングセットアップ、太めのストライプのロングジャケット、ショートパンツやルーズなキュロットとのセットアップも登場した。

　海の旅を印象づけるのがセーラールック。ネイビーやマリンストライプのダブルブレストスーツにフレアパンツやショートパンツで水兵のイメージに。ピーコートやダブルブレストの海軍コートは、パールボタンをあしらった。ストライプのモチーフは、ダブルブレストの黒いコートとショートパンツにちりばめられた真珠のミニチュア・ストリングで再現している。シャンブレーのセーラーカラーのセットアップ、ジッパーでパーカーになるセーラー襟のシェル刺繍入りバーシティジャケット、船のロープで縁取られたスウェットなどもコンセプチュアルだ。

　漁師のワークウェアにも注目した。ニットのカーディガン、スーツとショートパンツのジャカード、ミックス素材のレザージャケットのナイロンの袖には、網目のように格子状になったLVの新しいインフィニティ・ロゴをあしらった。また、インディゴやウォッシュドブラックのデニムパンツやシャツは、ワークウェアと同じ格子柄にブリーチした。ローマ神話に登場する海と淡水の神ネプチューンをハワイのアロハシャツにインスパイアされたパターンに入れ込む。パールとクリスタルをあしらったデニムのボンバージャケットは、ファレルの故郷米バージニア州の湖と漁師にちなんだものだという。

　サーファー要素が自由なフィーリングを伝える。ビーズのロゴをあしらったスキューバ・スーツ、リネンのテーラリング、サーファーをモチーフにしたトロピカルなフローラル・プリント、ラフィアで編まれた靴や帽子、編みこみのビーチ・ブレスレットや、木製ビーズやエナメルの花で作られたチャーム・ジュエリーなど。

　ショーの後半でひときわ目をひくのが、アロハを思わせるトロピカルなフローラル柄。「ルイ・ヴィトン」のスタジオで10種類のパターンを制作。シャツ、ショーツ、スーツ、アクセサリーにプリントや、ジャカード、装飾で施した。

来場セレブリティ

　同ショーには世界中からセレブリティが来場。中でも平野紫耀さんの出席は、国内ファンの注目を集めストリーミングを行ったYOUTUBEなどには多くのコメントが集まった。ファッションショーに出席することが初めてという平野さんは「会場の装飾、登場したルック、そして最後の上空の演出まで、瞬きを忘れてしまうくらい素敵なショーでした。音楽とファッションが完璧にマッチしていて、その相乗効果に感動。どのルックも好みのものばかりでした。ファレル･ウィリアムスが生み出す新しいコレクションを観ることができ、終始魅了されました」とコメントを発表している。

Courtesy of Louis Vuitton

■「ルイ・ヴィトン」公式サイト

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