「ボッテガ・ヴェネタ（BOTTEGA VENETA）」が、台湾俳優、スー・チーのグローバルアンバサダー就任を発表した。

　スーは、2023年9月にミラノで発表した2024サマーコレクションのショーにも来場し、10月26日に発売した新作のショルダーバッグ「ジェメッリ」をフィーチャーし、サンダー・ミュイラートが撮影したキャンペーンにも登場している。

　俳優として30年近いキャリアを誇るスーは、ホウ・シャオシェン監督が手がけた「ミレニアム・マンボ（2001年）」、「スリー・タイムズ（2005年）」、「黒衣の刺客（2015年）」が、カンヌ国際映画祭のメインのコンペティション部門にも選出された。

　スーはこれまでに 香港の映画賞を3度、台湾の金馬奨最優秀女優賞を2度受賞しているほか、上海映画批評家賞、中国の映画祭である華表賞、アジア映画祭において最優秀女優賞を受賞している。また2008年ベルリン国際映画祭、2009年カンヌ国際映画祭、2023年ベネチア国際映画祭では、メインのコンペティション部門の審査員も務めた。

　マチュー・ブレイジーがクリエイティブディレクションを務める「ボッテガ・ヴェネタ」のファミリーとしては、今年3月に発表したBTSのRMに続き、スーは2人目の文化的アイコンとなる。

　今回のアンバサダー起用に際し、スーは「ボッテガ・ヴェネタは、伝統的なイタリアのクラフツマンシップの精神を受け継ぎながらも、革新的なクリエイティビティや真にグローバルな視点を取り入れることで、活性化してきたブランドです。デザインは、テクスチャーやディテール、そして動きといったものが見事に表現されており、まるで映画のような要素が感じられます。ブランドの豊かな伝統や独自のクリエイティブビジョンを伝えていけることをうれしく思います」と語った。

Courtesy of BOTTEGA VENETA

■「ボッテガ・ヴェネタ」公式サイト