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2022.12.16

「ヴァレンティノ」がティシュマーケットと「ヴァレンティノ スリーピング ストック」プロジェクトを始動 コレクションの”眠っている”アーカイブ生地をアップサイクル

 「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が、2010年にフランク・ルルーシュが立ち上げたフランスのテキスタイルのリセール企業、ティシュマーケットとの2021年9月から続くパートナーシップの一環として、「ヴァレンティノ スリーピング ストック」プロジェクトを新たに始動した。

 

 今回のプロジェクトでは、「ヴァレンティノ」のコレクションでの使用後にアーカイブとして保管されていたシフォンやタフタ、デヴォレサテン、フローラルプリントがあしらわれたクレープデシン、シルクジョーゼット、ギピュールレースといった、“眠っている”ファブリックをアップサイクルすることが目的となる。

 なお、「ヴァレンティノ」とティシュマーケットのパートナーシップではこれまで、約2万2000メートル分のオートクチュールおよびプレタポルテのファブリックがアップサイクルされ、同量のファブリックを新たに生産する場合に排出される265トン分の二酸化炭素が削減されてきた。これは、5ヘクタールの森林が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当し、さらなる相乗効果として約1,105,645m³の節水にも繋がったとしている。

 ティシュマーケットの創設者であるルルーシュは、新プロジェクトとパートナーシップの今後について次のように語った。「このイニシアティブの原点には、メゾンヴァレンティノとティシュマーケットが共有する、深く、パーソナルな信念があります。クリエイティブなプロセスを通じた卓越、インクルーシビティ、コミットメントの追求は、私たちが持つコアバリューの一部であり、このユニークなパートナーシップを次のステップへと導いてくれるでしょう。」

 また、道徳的な再生というメゾンの還元のアプローチの一環でもあるこのユニークな取り組みでは、ティシュマーケットへのファブリックの販売による収益はすべて、「ヴァレンティノ」のボッテガデラルテに寄付される。ボッテガデラルテとは、アトリエのプロフェッショナルの育成、メゾンのサヴォアフェールの継承、さらなる知識の向上を目的に、2015年に始動した「ヴァレンティノ」独自の6ヶ月間のトレーニングプログラムだ。

 

 「ヴァレンティノ」は、こうした取り組みの全体が、若き才能が経験を最大限に生かす機会と、人間的成長を促すツールを提供すること促すとともに、クリエイティブ ディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリがデザインしたコレクションの中でいくつもの人生を歩んできたファブリックが、新たな循環を生み出していくことに繋がるとしている。

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