「リモワ（RIMOWA）」が「AS SEEN BY」と称した世界巡回展を東京・表参道のBA-TSU Art Galleryで2022年8月26日～29日の期間に開催する。

　1923年に初のアルミニウム製スーツケースを発表以来、印象的でミニマリストなアルミニウムという金属が「リモワ」の代名詞に。この結びつきを称えた同展は「リモワ」とアート集団「The Community」がキュレーションし、世界中で開催している。

　「AS SEEN BY」シリーズはパンデミック以前、アーティストと作品を擁護する方法として開始したが、最初のロックダウン後は、旅が制限されたため、「リモワ」のスーツケースの製造に使用していた原材料をアーティストに提供し、作品制作を委託する新しいシリーズとして生まれ変わった。

　今回の展示でも、「リモワ」の最も象徴的な素材に新たな視点を与える。現代アーティストやクリエイティブスタジオ、工業デザイナーまで様々なアーティストに、グルーヴ入りのアルミニウムシートやスペアパーツなどを含む材料を提供し、クラフツマンシップとユニークな表現で選んだアーティストが作品を制作。

　それぞれの表現スタイルは異なるが、素材を共有することで展示全体に共通の視覚的言語を生み出した。「AS SEEN BY」は東京での開催後も世界中を巡回し、開催地各国のローカルアーティストによる作品を追加しながら最終開催地ドイツ・ベルリンで展示を行う。

　日本での展示では関祐介、永瀬二郎などの日本人アーティストが作品を公開。今回「AS SEEN BY」のために制作した作品に加え、「リモワ」の「Vol.1」カプセルコレクションのために「ダブレット（doublet）」が製作した作品も展示する。また、BA-TSU Art Galleryでの展示期間中、会場近隣の「リモワストア表参道」でも一部作品を展示する。