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2022.08.22

「エディー・バウアー」2023年春夏期に日本展開を再開 水甚がライセンスを取得


 
 「エディー・バウアー」2023年春夏期に日本展開を再開する。株式会社水甚(岐阜県岐阜市)は、「オーセンティック・ブランズ・グループ(以下「ABG」)」が保有する米国アウトドアブランド「エディー・バウアー(Eddie Bauer)」の日本における販売権及びライセンス権を取得。伊藤忠商事株式会社(東京都港区)と、日本国内におけるライセンス契約を締結した。
 
 「エディー・バウアー」は1920年に米シアトルで誕生。米国で初のダウンジャケット「スカイライナー」を作ったことでも知られており、1953年にはアメリカK2ヒマラヤ遠征隊の依頼により完成したダウンウェア「カラコラム」を発表するなど、アメリカを代表するアウトドアブランドとして知られている。
 
 2003年と2009年の2度にわたり連邦倒産法第11章(チャプター11)を申請し、「ゴールデンゲート・キャピタル」傘下で再建された後、2021年に「ABG」傘下となった。現在世界約300の店舗を保有。日本では、「オットーグループ」と「エディー・バウアー」との合弁会社で1994年に進出し、2021年まで直営店展開を行なっていた。
 
 「水甚」は1949年創業のアパレル企業。現在「ファースト ダウン(FIRST DOWN)」「アーノルド パーマー(Arnold Palmer)」などのライセンスを保有し、販売している。今後は「エディー・バウアー」を日本の直営チャネル(直営店、オフィシャルECサイト)で販売する他、百貨店、専門店セレクトショップ、スポーツ専門店への販路拡充を目指すという。
 
文:山中健

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