同ブランドは「人体構造が織りなす曲線美」の思考から、ドレーピングで接ぎ目と境界線を無くし、人体構造上、不自然で違和感のある部分をなくして溶け込ませ、ラグジュアリーとリラックスの共存を提案していくという。緻密に設計されたパターンや個性的なドレーピングを強みとして訴求。「人と服との接ぎ目を無くし、国、環境、言語、価値観など様々な理由で分断されている社会を縫い合わせ仕立てる」としている。
 
　ブランド名にある「D」はダイバーシティ（一人ひとりの違い）を尊重し、立場、環境、言語に囚われる事なくフラットに関わること、「N」はナート(縫い合わせる)を意味し、クリエーターと社会、人と服との関係を再考し縫い合わせるという思いを込めている。そして「A」はアンプタ(切断する)のAで、創造に対する壁を無くし、服の概念を再定義するという。

　デビューコレクションとなる2023春夏コレクションのテーマは、”POOLS（淀みたち）”。黒いドレスのパフォーマーの踊りの後、ショーを進行。自ら謳うように曲線のシルエットや柄が印象的。ドッキングやフリル、大胆なパターン、表情豊かな素材やティテールへのこだわりを感じるルックを数多く披露した。
 
　同コレクションショーは、ニット商品における整理加工業の株式会社フロンティア（本社：新潟県五泉市南本町）とモデルエージェント会社のNumber Eight株式会社（本社:東京都世田谷区）が特別に協賛して実現したもの。
 
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