NEWS
2019.02.27
「シンヤヤマグチ」が東京でランウェイを開催 ヴィヴィアン・ウェストウッドへのオマージュを表現


2019年2月26日(火)、東京都渋谷区で「シンヤヤマグチ(Shinya yamaguchi)」が2019秋冬コレクションを発表した。
2015春夏シーズンではバンクーバー ファッション・ウィークに招待デザイナーとして参加、2016年には「2016年度Tokyo新人デザイナーファッション大賞プロ部門」で入賞したデザイナーの山口真弥氏が手がける同ブランド。今シーズンは、“God Save The Designer(神はデザイナーを救うという意)”をテーマに掲げ、パンクの女王、ヴィヴィアン・ウェストウッドへのオマージュを表現した。
ショーの冒頭で登場したのは、世界を舞台に活躍するニューウェーブバンド「PLASTICZOOMS」のフロントマン、Sho Asakawa氏。「ヴィヴィアン・ウェストウッド(Vivienne Westwood)」の前身ブランドである「セディショナリーズ(SEDITIONARIES)」を象徴する、伝説的なチェック柄を用いたオリジナルファブリックで仕立てたコレクションアイテムを身にまとい、本コレクションのために作成したというオリジナル楽曲をライブで披露する中ランウェイは行われた。
デザイナーの山口氏自身が若い頃好んで着ていたというパンクファッション。そのパンクをブランドのコンセプトである“ストリートクチュール(STREET COUTURE)”の解釈を加え、オリジナルのファンシーツイードやチェックの生地でエレガントに仕上げている。パンクファッションには破れやダメージなどの”破壊”がつきものだが、その破壊もジップで表現するなど、オリジナリティを見せた。
デザイナーとして、尊敬する偉大なる先輩をコレクションのインスピレーションとすることが多いという山口氏。「これからも機会があればランウェイをしていきたい」と今後の展望を語った。
取材・文:アパレルウェブ編集部