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2025.07.09
「ルイ・ヴィトン」が中国・上海でショップ、カフェ、エキシビションからなる船体型の大規模スペース「ザ・ルイ」を発表

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が中国・上海で、ショップ、カフェ「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」、エキシビション「ビジョナリー・ジャーニー」展からなる大規模なスペース「ザ・ルイ(The Louis)」を発表した。
船体型の建物は、旅の原点への現代的なトリビュートとして、大洋横断航海用のトランク製造という「ルイ・ヴィトン」の19世紀の歴史にインスピレーションを得ていて、「東洋の玄関口」としての上海の港湾文化も反映しているという。
上海の中心的商業地区の呉江路(Wujiang Road)に位置する建物では、船首と船体をメタリックなモノグラムで飾り、そして甲板や、「ルイ・ヴィトン」の歴史的なトランクを積み重ねたような上層階のデザインが印象的だ。
3階にある「ル・カフェ ルイ・ヴィトン」は、バー、カジュアルな席、テーブル席に分かれ、過ぎし日の外洋航路船の面影を、ダイニングルーム・エリアによって表現。柔らかな照明で温かみのある板張りの表面を引き立て、本棚にはアートブックが並ぶ。野外席のある屋外テラスでは、見晴らしのよい海辺の雰囲気も満喫できる。「ル・カフェ」では、ヨーロッパと中国の両文化を融合した「上海スタイル」とも言えるメニューを提供している。
1階から2階へと続くのは、OMAの建築家、重松象平氏がデザインした展覧会スペースだ。テーマごとに構成したルームを舞台に、「ルイ・ヴィトン」の創業から現在にいたるまでの発展の軌跡を辿る「ビジョナリー・ジャーニー」展を開催している。
旅、クラフツマンシップ、ファッション、イノベーションといった「ルイ・ヴィトン」のテーマを通し、メゾンの多面的なヘリテージを探求する最新エキシビション「ビジョナリー・ジャーニー」。過去と現在のアイコンが融合する時空を超えた創造の旅として、没入型の視覚体験と共にストーリーを繰り広げる。
また、ギフトショップを通ると、ウィメンズおよびメンズ・ウェア、レザーグッズ、小物、アクセサリー、シューズ、トラベル製品が揃う店舗へと続く。上海の街や船、ライフスタイルにちなんだスタンプで製品をパーソナライズできる刻印サービスも実施している。
■「ザ・ルイ」
日時:月曜日~日曜日10:00~22:00
住所:中国上海市南京西路789号上海兴业太古汇商场
HKRI Taikoo Hui, No. 789 West Nanjing Road, Shanghai, China
Courtesy of Louis Vuitton