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2025.07.09

アダストリアの独自開発素材26年春夏 天然繊維や天然調に注目

 アダストリアは独自素材の26年春夏向けで、ナチュラルなムードを取り込む。合繊を得意とするが、綿や麻などに注目し、天然繊維や天然調合繊の品番数を昨春夏よりも30%増やした。天然繊維ならではの風合いや着心地の良さを特徴にした新素材を開発した。

 「ノーブルリネン」は、麻の粗野な表情と合繊特有の手入れの楽さを備えた素材。リネン45%、ポリエステル40%、レーヨン15%で、UV(紫外線)カットや接触冷感などの機能も付与した。インド産の「シャンカールコットン」は、なめらかな肌触りと光沢感が持ち味。麻調のポリエステル・レーヨンのシリーズは、スラブ糸を使ったり、麻を複合した。ジャケットなどでの活用を想定する。

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