NEWS

2018.04.25

グッチ 素材・製造技術開発のための研究所「グッチ アートラボ」を伊フィレンツェにオープン

 「グッチ(GUCCI)」は4月19日、研究所「グッチ アートラボ(Gucci ArtLab)」を創設の地フィレンツェに開設した。同施設では、新しい製品の素材や製造技術を開発。同ブランドの成長をさらに推し進めるための重要な役割を担う施設としている。敷地面積は3万7,000平方メートルで、800人以上の社員が働いている。

 「グッチ」の製品の需要は、過去3年間でほぼ倍増。同社は、製造ノウハウとイノベーションの保全、バーティカル・インテグレーション(プロセスの垂直統合)、リードタイムの短縮に注力し、サプライチェーンの再構築に大きな投資を行う。現在、レザーグッズとシューズの50%以上をイタリアの自社生産拠点で製造。残りの部分や特定の生産段階に限り、厳選された外部サプライヤーが製造している。

 「グッチ アートラボ」は、新しい製造プラットホームと位置付けており、レザーグッズとシューズに関連する業務を同じ敷地内で行う。レザーグッズとシューズは、「グッチ」の売り上げの7割を占める主力商品群だ(2017年時点)。

 「グッチ」の社長兼CEOマルコ・ビッザーリは、「これは、クリエイティビティ、アルチザンのクラフツマンシップ、イノベーションとテクノロジー、サステナビリティに対する当社の信念、そして 当社の本拠地との絆の証。この夢の実現に尽力くださったすべての皆さま、地元および国家の行政、ケリング、そして、当社のリーダーシップをさらに力強くするために、明確なヴィジョンを持ち、斬新なアイデアやベストプラクティスを発揮してくれた世界中の仲間たちに、心より感謝したい」 とコメントした。

 

グッチの社長兼CEOマルコ・ビッザーリ

メールマガジン登録