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2023.04.13

京王百貨店 店頭でソーシャルギフト対応、利便性高めて需要掘り起こし

 京王百貨店は4月4日、新宿店の店頭で選んだ商品をメールやSNSでギフト配送できるソーシャルギフトサービス「Keio CONNECT GIFT(京王コネクトギフト)」(=画像)をスタートしたと発表した。

 同社はEC強化策の一環として2020年9月以降、LINEが運営するソーシャルギフトサイト「LINEギフト」上にギフト向け雑貨や酒を扱うショップなどを順次出店し、現在では多い月で約1万2000件の受注があるなど好調に推移しているという。

 ソーシャルギフトは、LINEやSNSで気軽につながることができるようになった一方で、互いの住所まで把握する機会が減少し、個人情報のやりとりへの心理的ハードルが高まる中、より気軽にギフトを贈ることができる点などが支持されている。

 京王百貨店では、こうした状況を受けてリアル店舗とソーシャルギフトのメリットをかけ合わせたサービスとして「京王コネクトギフト」を開発。ギフト配送時の選択肢の拡充によって、顧客利便性が向上するとともに、近年拡大するパーソナルギフト需要のさらなる掘り起こしにつなげる狙い。

 「京王コネクトギフト」は、店頭でのギフト選びと同様に、実際の商品を手に取りながら、かつ、店内の幅広いアイテムから選ぶことができるため、予算や相手の好みに合わせてギフトが贈れる。

 メールやSNS経由でギフトを贈ることができ、依頼主、届け先の個人情報は互いに開示されることはない。また、自宅以外にもオフィスでの受け取りなど、届け先の都合に合わせて自由に場所を指定できるほか、誕生日などの記念日や母の日、クリスマスといった歳時記当日にギフトのURLを添えてメッセージを送ることで、当日に贈り物が手元になくても気持ちを伝えることができるとする。

 「京王コネクトギフト」を利用する際は、対象の売り場で商品を選び、会計時に「京王コネクトギフト」の利用を伝えて商品代金とサービス利用料(送料込み880円)を支払う。

 依頼主のメールアドレスに登録手続きの案内が届くため、メール本文のURLをクリックして依頼主の情報を入力。依頼主自身でメールやSNSのダイレクトメッセージなど好きな方法で届け先に専用URLを送付する。届け先ユーザーは専用URLをクリックして希望の届け先情報を入力すると発送手続きが始まる流れだ。

 

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