NEWS
2021.11.25
小泉アパレル「エレメントオブシンプルライフ」 収益改善進み攻勢へ
「Rオンライン」も順調に回復。専用レーベルも立ち上げる
小泉アパレルは20年10月にレナウンから事業を譲り受けた「エレメントオブシンプルライフ」の運営で、収益性の改善が進んだことを受け、本格的に成長戦略に入る。(津田茂樹)エレメントオブシンプルライフは480拠点を譲受時に146拠点とするなど、店舗数を3割、売上高を4割程度に縮小した形で小泉アパレルの運営となった。引き継ぎ時には在庫が2割程度しかなく、品揃えの正常化が急務だった。生産体制を同社に合わせる形で組み直して21年9月に正常化が完了。売り上げは19年比の90%まで回復している。とくにレディスは同社の生産MDが生かされる形で短期生産が可能となり、プロパー販売率が向上し、在庫は19年比の約75%まで減らして稼働している。メンズに課題は残るものの、ブランド全体で収益性の高い事業となった。