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2023.03.02

【2023秋冬ミラノハイライト1】136のブランドがフィジカルでコレクションを発表

 2023年2月21日から27日、ミラノ・ウイメンズ・ファッションウイークが開催された。イタリアファッション協会の発表によると、トータルで174項目、56のフィジカルショー、5のデジタルショー、80のフィジカルプレゼンテーション、33のイベントを開催。今回も最終日のみデジタル発表となる。

 

 フィジカル発表最終日の日曜だけは雨が降り、温度も急激に下がったが、それ以外は、ほぼ毎日好天の2月とは思えない暖かい日が続き、珍しく天候には恵まれたファッションウィークとなった。

 

 前半は22、23日のショーと展示会のハイライトをレポートする。

 

 

 

ディーゼル(DIESEL)

「ディーゼル」2023秋冬コレクション

 

 前々回に使用したイベント会場、スーパースタジオ・マキシに戻ってショーを行った「ディーゼル」。「デモクラシー、選択の自由、セックス・ポジティブ」というのはこれまでも「ディーゼル」が掲げてきたスローガンだが、インビテーションも前回のセックストイに続き、今シーズンはコンドームで、セックス・ポジティブを称える。ランウェイも、真ん中に作られた20万個のコンドームの箱の山の周りをモデルが歩く仕組み。コンドームメーカー「デュレックス(Durex)」とのコラボで、4月にはカプセルコレクションの発表を予定しており、30万個のコンドームが世界中の「ディーゼル」の店舗で無料配布される予定だとか。

 

 コレクションでは、ブランドを象徴するデニムが、今シーズンも実験的な破壊と構築により、まるで新しいアイテムとなって登場する。まず目を引くのは、ディストレスト加工されて肌が透けて見える、自社開発によるデニム・デヴォレ。ジーンズやシャツ、ドレス、スカートなど様々なアイテムに使用され、オーバーサイズのシャツやジーンズ、デニムニット、スカート、ドレスなどとして登場。また、同様に肌見せ効果があるレーザーカットが、ジャージードレスからパーカ、スウェットパンツなどに施されている。チェーンで止められたシルクサテンドレス、Dのメタルで止められたトップなど、体を覆う面積が少ないアイテムもしばしばみられる。

 

 職人的な加工を施したインパクトのあるアイテムも多く、メタリック加工したバイカーデニムや、バーナー加工を施したバイカージャケット、デニムをボンディングし、ディストーションをかけてシアリングジャケットなどが登場。デッドストックのフェイクファーをペイントしさらにプラスチックで覆って熱を加えることで、リキッドファーのような効果を出したコートなど、アップサイクルへのアプローチも継続している。

 

 またスクリーンプリントされた「ディーゼル」のロゴ、「SUCCESSFUL」などのスローガン、そして歯が強調された顔のプリントなど、キャッチーな仕掛けも。前出「デュレックス」のコラボとなる、両ブランドの「D」を入れ替えたTシャツなども登場。

 

 「”セックス・ポジティブ “は素晴らしいものです。ディーゼルは遊ぶことに常に真剣です。楽しむこと、お互いを尊重す ること、そして安全であること。まさにSucsexful Livingのために!」とグレン・マーティンスは語る。「戦うより愛し合おう」というメッセージが「ディーゼル」らしい遊び心とユーモアのあるコレクションに込められているのかも。

 

 

 

フェンディ(FENDI)

「フェンディ」2023秋冬コレクション

 

 ミラノショールームに、光の板が何枚も続くような幻想的なセットのランウェイ。BGMは「ツインピークス」のテーマ。今回のコレクションのインスピレーション源は、フェンディ家4代目のデルフィナ・デレトレズ・フェンディで、彼女のワードローブや「フェンディ」アーカイブの着こなしを参考に、さりげない破壊というレンズを通して、古典主義やエレガンスを探求する。前半のライトブルーとブラウンのコーディネートはデルフィナの色使いから引用したもの。テーラリングスタイルやトラディショナルな素材に、キム・ジョーンズが好んで入れたというパンクの要素も加わる。

 

 テーラードテイストのパンツにエプロンスカートやオーバースカートのレイヤード、裾がトレーンのようになったテーラードスーツ、スパンコールのインラインがついたクラシックなマックコートなど、マスキュリンなアイテムにフェミニンなディテールが。

 

 そして、切り込みが入ったニットウェアや、サイハイレースアップブーツにパンクの要素が見られる。またやや縮んだフェルトウールやランジェリードレスに斜めがけしたリブニット、ねじれたドレープのサテンドレスなど不規則なディテールやアシンメトリーなシルエットも特徴的だ。1996秋冬コレクションのグラフィックモチーフや1981年のマルチパーパスなニットウェアのスケッチなど、カール・ラガーフェルド時代のアーカイブからの影響も入っている。

 

 新作バッグには縦にも横にも開閉できる「フェンディ オリガミ」やパンクのテイストを入れ込んだ「フェンディ カモン」が登場。マルチポケットの「バゲット」も加わった。

 

 クラシックとモダン、マスキュリンとフェミニン、ノンシャランとエレガントなどの二元性は、現代にマッチするテーマだ。そしてそれらのアイテムによって様々な着こなしができるという機能的なコレクションとなっている。

 

 

 

ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)

「ヌメロ ヴェントゥーノ」2023秋冬コレクション

 

 今回も自社施設、ガレージヴェントゥーノにてショーを行った「ヌメロヴェントゥーノ」。今回のテーマは“Striking Down Clichés”。“クリーシェ(決まり文句)を打破する”というテーマで、服と環境、文化的慣習において、当たり前の物に変化を加えて日常を揺るがす。アレッサンドロ・デラクアがミューズとしてしばしば取り上げてきたモニカ・ヴィッティ、そしてジャンヌ・モローが演じた、1960年代のミケランジェロ・ アントニオーニの映画「夜」、「赤い砂漠」に登場する女性像がインスピレーション源。当時は好景気による社会的変化で中流階級のイタリアの「決まり文句」=常識が崩壊した時期で、官能性の発見や快楽への開放の時代であった部分にデラクアは注目する。

 

 メンズ生地で作られた、ミニマルカットのスーツを肌見せでコーディネートしたり、フェイクファーのカーディガンはストライプのメンズシャツと合わせ、フェミニンの中にマスキュリンを加える。または上品なワンピースは肩を落として着たり、カーディガンのボタンを掛け違えたコーディネートして着くずしを強調。またはコートやジャケットを前後反対に着て後ろでブローチ止め、スリップドレスがさかさまになったようなスカートなど、常識を逸脱するようなディテールが。シフォンドレスとチュールスリップドレスを重ねたランジェリースタイルのレイヤードも興味深い。

 

 フェミニンなワードローブの「決まり文句」=象徴的アイテムをまとめて、それらを崩し、再生しながら、ちょっと退廃的な官能性を描いた。“愛人”という挑発的なテーマだった春夏コレクション然り、デラクアのひねりあるセンシュアルムードは続く。

 

 

 

エトロ(ETRO)

「エトロ」2023秋冬コレクション

 

 マルコ・デ・ヴィンチェンツォによる2回目のウイメンズコレクションとなる「エトロ」。ショー会場となったセナート宮の回廊は、工事中のように円柱が覆われており、これは「改修のために覆ったのか、あるいは覆われていたものを解く準備が整ったのか」という問いかけと、ブランドの歴史を探る考古学的作業を暗喩しているとか。

 

 「エトロ」のルーツである、タータンやペイズリー といったプリントやモチーフが多用され、プリント・オン・プリントでコーディネート。ボリューミーなアウターやストール、またはマキシロングのドレスやフリンジニットなどに「エトロ」らしいノマドの雰囲気も反映される。また、しばしば登場するブランケットを巻き付けるようなコーディネートは「エトロ」らしいホームファニシングからの連想だ(屋外でのショーだったため、来場客のシートにも同じブランケットが置かれていた)。

 

 軽いロングドレスやスリップドレスに厚手のニットやパデットコートを羽織ったり、エレガントなボウ付きシルクシャツにコーデュロイやウォッシュトデニムを合わせるなど、質感の違う素材のコントラストでの遊びも見られる。ノーラペルでフロントが丸く開いたジャケットやコートやパイピングを使ったドレスがユニークな曲線美を描く。その一方で、ミニスカートやコートドレスにサイハイブーツを合わせたコーディネートや、ペンシルスカートやクロップとパンツの直線的なシルエットも印象的だ。

 

 コレクションテーマである”エトロラディカル“とは、「ラディカル(急進的)」という言葉に注目し、急進的に変革中である「エトロ」の現状と、この言葉の語源にある「ルーツ」という意味を重ねているようだ。そしてコレクションも、まさにメゾンのルーツを掘り下げつつ、そこに新しさを見出すものとなっている。

 

 

 

オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)

「オニツカタイガー」2023秋冬コレクション

 

 いまやミラノファッションウィーク初日の顔となった「オニツカタイガー」。今回はスパツィオ・マイオッキというアートギャラリーにてショーを開催。エントランスには「オニツカタイガー」カラーの黄色の大きなバルーンたちがお出迎えしている。

 

 コレクションのテーマは“Urban Layering”。アンドレア・ポンリオはこれまでも日本の伝統着からのアイデアをさりげなくコレクションに盛り込んできたが、今回は着物の着付けからの連想の「重ね着」に焦点を当てる。

 

 これまでは見られなかったテーラードスーツやコートがオーバーボリュームのシルエットで登場。これらのクラシックなアイテムには、中にキルティングジャケットを重ねたり、上にボンバージャケットを羽織ってスポーツの要素もプラス。または前から見るとテーラードテイストで後ろは透け効果のあるメルトンはからパディングのディテールが見える仕組みになっているアイテムも多数登場。透け素材のドレスには同色のレギンスを合わせて健康的にコーディネートする。サッシュベルトやドローストリングなど、カジュアルなディテールも各所に使われる。

 

 目玉となるメガアノラックなどのダウンアイテムは、国産初のダウンアウターを作った「ザンター(ZANTER)」とのコラボレーション。南極探検隊他、探査チームに60年以上、ワークダウンを提供している同ブランドの上質なバージンダウンを使用し、羽毛抜けを防ぐダウンプルーフ加工を施していた本格的ダウンを揃えた。

 

 今回のコレクションは、スポーツの要素を部分的には残しつつも、かなりクチュール感を増している。それは長く続いた“アスレジャー”時代が終焉した今の時代の空気観を表すものでもあり、同時に「オニツカタイガー」というブランドが、新しい一歩を踏み出した様子も見て取れる。

 

 

 

ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)

「ブルネロ クチネリ」2023秋冬コレクション

 

 「ブルネロ・クチネリ」のミラノショールームでの展示会では、同ブランドの衣装をまとった女性音楽家のカルテットによる演奏が来場客をお出迎え。これは今シーズンのテーマである“THE SOUND OF STYLE”に関連しており、コレクションは異なる楽章から成るシンフォニーのように、4つのテイストから構成されている。

 

 1つ目は英国のカントリーサイドで過ごすようなリラックスしたイメージを都会的にアレンジした「アーバンフォーク」。構想から完成まで約半年を要したオペラニット、フリンジ使い、スパンコールの刺繍のニットなど職人技の生きた温かみのあるアイテムが多い。 

 

 2つ目は「ロイヤルカレッジ」。ネクタイやレジメンタルストライプ、またはプリーツのミニスカートやハイヒールにソックス、そして足元にはローファー。また、ミニからロングタイト、ミディ丈まで、スカートのバリエーションが増えているのも特徴的だ。

 

 3つ目は「90‘sミニマリズム」。クリーンでミニマムなエフォートレス・テーラリングを、ネイビーやブルーのグラデーションを中心にトーンオントーンで表現。

 

 そして4つ目は「ジャズクラブ」。イベントドレッシングの提案で、華やかで特別なシーンを演出するスタイルやブラックやホワイトによるフォーマルなアイテムが登場。

 

 コレクションは24時間、365日の女性のライフスタイルを網羅し、色々なオケージョンをカバーするための提案となっている。そしてその中には、すべての要素を格上げするニットのクチュール性やニットによる様々な表現が、共通項として存在している。

 

 

 

ヘルノ(HERNO)

 ミラノショールームにて、ブラックとホワイトだけのミニマルなインスタレーションで、コレクションを発表した「ヘルノ」。今回は「New Era(新しい時代)」と称して、ブランドの新しい表現の始まりを強調した。展示方法もこれまではアイテムごとでの展示方法から、コーディネートして見せるやり方に移行。数シーズン前から、ボトムや小物など、新作のカテゴリーの拡大してきた「ヘルノ」だが、今回はさらにトータルファッションを打ち出している。

 

 グロスケープ、オーバーサイズで「ヘルノ」ロゴ入りポッププリントライニング付きのダウントレンチコート、マントやコート、モノグラムのダウンジャケット、マキシベスト、マットナイロンのダウンジャケットなどお得意のアウター類に加え、ソフトなセーター、ストレッチウールのパンツ、ストレッチウールのスカートなど、その他のアイテムがさらに充実。特にスカートはマキシもミニもあり、選択の幅が広がった。

 

 ここ数シーズンの動きで、近い将来ショー形式で発表するのかもと個人的には感じていたが、その(勝手な)予感を煽るような、トータル展開の充実度と洗練度がアップしたコレクションだった。

 

 

 

マックスマーラ(Max Mara)

「マックスマーラ」2023秋冬コレクション

 

 元墓地で現在は複合施設として使われているロトンダ・デッラ・ベサーナにてショーを開催した「マックスマーラ」。コレクションは18世紀フランスの数学者、物理学者、著述家、そして女性科学者のさきがけとして知られるエミリー・デュ・シャトレ侯爵夫人からのインスピレーション。男尊女卑だった当時の、複雑で制約が多いスタイルを拒絶し、しばしば男装を楽しんだといわれる彼女が着たであろう一連の男性像をコレクションに落とし込んだ。

 

 「マックスマーラ」のシンボルであるキャメルコートに始まり、様々な素材による存在感のある長めのシルエットのコートが登場。それをトーンスタイルで、ゆったりしたマスキュリンなトラウザーに合わせたコーディネートが目を引く。多くのルックで登場するアウター類を片方の肩にかけたスタイリングも男前。その一方で、ブロケードのパニエスカート、コルセットのようなトップスや太いベルト、またはミリタリーコートやカクテルドレスに施されたバトープリーツなど18世紀の宮廷服を意識したようなディテールが。さらにベアトップやワンショルダーのローゲージニットドレスや、ミニスカートにハイソックスを合わせたモダンなコーディネートも見られる。

 

 エミリーの愛人だった啓蒙思想家ヴォルテールは、彼女について、「女性に生まれたことが唯一の誤りであった偉大な人物」と評したとか。もはや女性が知性や行動力を持つことが誤りではない現代に、知性と品格が伴うジェンダーレスなスタイルを通して「マックスマーラ」は新しい女性像を描く。

 

 

 

アンテプリマ(ANTEPRIMA)

「アンテプリマ」2023秋冬コレクション

 

 今年30周年を迎えた「アンテプリマ」。前シーズンには一般客にも公開した大規模なアニバーサリーショーを行ったが、今シーズンもアニバーサリームードは続く。コレクションテーマを“GLOW IN THE DARK(暗闇の中に見える光)”とし、元鉄道駅倉庫のトンネルのような会場に光が差すようなランウェイに闇の中で発光素材を使った洋服のディテールやバッグだけが光る仕組みで幕開け。「不確実な時代の中で、過去に目を向け未来に問いかけ、自分たちの光を見つける」というメッセージがこもっている。

 

 ボリューミーなアウターに大きなフレアのスカート、ロングコートにロングスカートやドレス、スリーブの長いラメニットとワイドスラックス、またはアウター・オン・アウターなど、同じテイストを持つシルエット同士をコーディネート。透け素材のアイテムをレイヤードしたり、切り返しで部分的に透け素材を入れたり、光沢素材とマット素材をつなげるなど様々な素材ミックスが特徴的だ。ジップのスリットやコートに使われたステッチが、ミニマルな中にディテールとして映える。

 

 30周年を期にブランドのコンセプト「Smart, Precious with LOVE」を見つめなおす中で、特に「LOVE」=モノづくりやアート、生きること、自分を取り巻く人への愛が込められているとか。同時にブランドが生まれて育った街、「MILAN」というキーワードで、過去と未来が融合するミラノの文化と空気感を取り入れ、安定した品の良さとモダンさが共存する。

 

 

 

プラダ(PRADA)

「プラダ」2023秋冬コレクション

 

 ミラノのプラダ財団にてランウェイショーを行った「プラダ」。メンズショーのセットと同じく天井が動く(ウイメンズの場合はそれによって上からユリの花が降りてくる)仕組みで、それが新たな視線をもたらし、ユリの優しい香りで嗅覚的にも刺激を与える。

 

 今シーズンは、心づかいの美しさ、愛の美しさ、現実の美しさを衣服で表現。美というものを改めて概念化した。

 

 オープニングから登場するのはウェディングドレスをイメージした、花飾りの装飾がなされた純白のスカートたち。結婚式のための特別な洋服をシンプルなセーターやジャケットとあわせて日常着として提案する。「ウェディングドレスのようにその一日のために作られたものが、ここでは日常的なものとなっています。この愛を称える日が、なぜたった一日のことなのでしょうか?」とラフ・シモンズ。その一方で、ミリタリーウェアや白衣のようなシャツは特別な機会を彩るイブニングドレスとなって登場する。「看護師の白衣のようにケアを象徴するユニフォームに注目しました。誰かを気づかうケアという行為は美しいものだからです」とミウッチャ・プラダは言う。

 

 そして、メンズコレクションでも登場した様々なディテールが使われる。フェイクレイヤードの襟のディテールがテーラードスーツやハイゲージカーディガンについていたり、丸い大きなボリュームのパデッドがミニスカートやミニドレスに。メンズで登場した、同色使いのシャツとタイは、ウイメンズではコサージュのような装飾になっている。ミリタリージャケットはクロップト丈になりペンシルスカートにイン、ダッフルコートは後ろにボリュームを持たせたフォルムで繰り広げられる。そんな足元には、コサージュのついたポインテッドトゥのローヒールパンプスをあわせている。

 

 「ファッションには、グラマラスなものだけが重要だという考え方がありますが、私はそれが嫌いで、いつもそれと闘ってきました」と言うミウッチャ・プラダ。「人生は一日一日が大切で、おろそかにできないもの」であり「私たちがしていることの本当の意味は、日常に重要性をもたらすこと」だと考える。これまでもしばしば社会的な考察をさりげなくコレクションに入れ込んできた「プラダ」。看護婦の白衣やミリタリーウェアに、もはや1年以上も続いている戦争へのメッセージも読み取れる。

 

取材・文:田中美貴

画像:各ブランド提供(発表順に掲載)

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田中 美貴

大学卒業後、雑誌編集者として女性誌、男性ファッション誌等にたずさった後、イタリアへ。現在ミラノ在住。ファッションを中心に、カルチャー、旅、食、デザイン&インテリアなどの記事を有名紙誌、WEB媒体に寄稿。apparel-web.comでは、コレクション取材歴約15年の経験を活かし、メンズ、ウイメンズのミラノコレクションのハイライト記事やインタビュー等を担当。 TV、広告などの撮影コーディネーションや、イタリアにおける日本企業のイベントのオーガナイズやPR、企業カタログ作成やプレスリリースの翻訳なども行う。 副業はベリーダンサー、ベリーダンス講師。

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