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2022.03.08

【2022秋冬パリ ハイライト1】サステナブル、多機能、原点回帰、平和への提案が目立つ

左から、「クロエ」「ディオール」「エルメス

 2022年2月28日から3月8日まで、パリ市内の各所でショーが行われるパリコレクションが開催された。今季は97ブランドが参加。参加ブランドが膨張傾向にあった前回から1つ減ってはいるが、依然として大所帯であることに変わりなく。世界有数のファッションの街であることを印象付けことに役立ってはいる、といえるかもしれない。

 

 1月のメンズコレクション期間中は、日々30~40万人の新規コロナ感染者を記録していたが、2月下旬になってからは6~7万人で落ち着いており、フィジカルなショーを開催するブランドが増え始めている。とはいえ、依然として全体の半分以下で、2020年以前の状態に戻るにはまだまだ時間が掛かりそうである。

 

 フランス政府は、1月16日にワクチンパスポートの義務化を決定したものの、3月中旬には解除する予定で、次回以降、パリコレクションの会場でもワクチンパスポートの提示が必要なくなるのだろう。

 

 ただ、コロナ禍は依然として続いている。一難去らずして、新たに一難。ロシアによるウクライナ侵攻という事象が、ヨーロッパ全域に暗い影を落とし始め、今後のパリコレクションの行く末を曖昧なものにしている。1月のメンズコレクションのリポート記事では、フランス政府の政策いかんでパリのファッション事情を良くも悪くも変化させると書いたが、これからは刻一刻と変化する戦況が全てを決めてしまいそうな勢いで、何とも予測し難い現状だ。早期収束を願うばかりである。

ディオール (Dior)

 マリア・グラツィア・キウリによる「ディオール」は、チュイルリー公園内の特設テント

 でフィジカルなショーを開催した。今季は、イタリア人アーティストのマリエラ・ベティネスキが今季のショーのために製作した、「The Next Era」と題したシリーズ作品を会場の壁面いっぱいに飾った。それは16世紀から19世紀の女性の肖像画からインスピレーションを得たもので、女性たちを取り巻く「決めつけ」を象徴的に示唆している。

 

 オーセンティックな美しいドレスに、敢えてスポーティなバイカージャケットや、激しいスポーツに使用されるプロテクターのような要素を加えて、そのハイブリッドでミスマッチなコンビネーションが各アイテムをこの上なくモダンに見せている。

 

 リノ・ダイネーゼによって創設されたイタリアのスタートアップ企業「D-Air lab」とのコラボレーションにより、体の表面の湿度を管理し、必要な際には温めるシステムを採用したパッド付きバージャケットも登場。動脈や静脈のような蛍光の装飾を施したファーストルックのボディスーツは、温度を均一に保つ機能を有している。

 

 斬新な解釈はシューズにも見られ、ロジェ・ヴィヴィエによって製作されたアイコニックなパンプスは、ミモザなどを立体的に刺繍し、テクニカルファブリックのベルトがモダニティを演出。

 

 ブルゾンやトレンチなどを彩る東洋の花鳥画風のモチーフは、クリスチャン・ディオールのポートレートの背景に映り込む、温室に飾られた壁掛けからの引用。スポーティなメッシュ製のバージャケットの刺繍モチーフにも採用され、新旧のコントラストが遊びを生み出している。

 

 「ディオール」の持つクチュールメゾンとしての高い技術力と、最新のテクノロジーをミックスすることで、新しいシルエットと美の概念を創出。これまで以上に実験性に富んだコレクションとなっていた。

サンローラン(SAINT LAURENT)

 アンソニー・ヴァカレロによる「サンローラン」は、エッフェル塔が眼前に迫るヴァルソヴィー広場の特設会場でフィジカルなショーを開催。

 

 ブランド創始者のイヴ・サン・ローランは、数々の美術品を収集するコレクターとして知られ、1925年の万国博覧会に出品されたジャン・デュナンによる対の花瓶を最初期に購入し、インテリア・デザイナーのジャン・ミッシェル・フランクの作風を参考にして自宅をアール・デコ風に装飾していたという。しかし、イヴ・サン・ローランの実際のコレクションにはアール・デコの片りんは見えてこない。ヴァカレロはその点に注目し、直接的ではなく、アール・デコの本質的かつ全体的な影響下の元にコレクションを構成。1920年代に男性的な装いを大胆に取り入れながら、パリで作家、社会活動家として活躍したナンシー・キュナードにイメージを求めた。

 

 トップ部分は身体にフィットしたアウターを配し、ボトム部分は薄い素材のフリルが風に舞う。今季の特徴的なシルエットが完成した。またエコファーによる、ある意味誇張されたシルエットのコートドレスやブルゾンが、コレクション全体に適度な重みと迫力を与え、シルバー、ゴールド、ブロンズの大振りなブレスレットは、アール・デコを象徴しながら各ルックに鮮烈なアクセントを加えている。

 

 広い肩のジャケットやボディコンシャスなドレスはヴァカレロが得意とするスタイルではあるが、今季は直接的なセクシーさを強調するのではなく、静かなる強さを感じさせる、深遠なコレクションとなっていた。

ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)

 「ドリス ヴァン ノッテン」は、今季もネット配信でムービーとイメージフォトを発表した。今季はイタリアのカルチャーからの影響が大きく、ミーナ・マッツィーニとイヴァーノ・フォッサティによる2019年作「Luna Diamante」と、イタリア人男性のアイコンである建築家でアーティストのカルロ・モリーノ、そして俳優のマルチェロ・マストロヤンニがイメージソースとなっている。

 

 中でも1960年代に設計された、モリーノのトリノの邸宅は、対照的な年代や価値の収集品を正確に組み合わせた、強い象徴性を有したもので、今回のコレクションに大きなインスピレーションを与えていた。パリコレクション会期中に、7区にある現在は廃墟となった邸宅、オテル・ドゥ・ギーズ(Hôtel de Guise)にて「ドリス ヴァン ノッテン」によるキュレーション展が3日間のみ開催された。招待客はトルソーに飾られたルックやアクセサリー、豪華なジュエリーが集められたキャビネ・ド・キュリオジテ(驚異の部屋)を鑑賞できるが、これはモリーノの邸宅から着想を得ている。

 

 同展で披露されたキャスパー・セイエルセンによるイメージフォトには、男性の連続性の中にある女性を写し出したカルロ・モリーノ・ポラロイドのエキゾチックなムードやカラーフレームが引用された。同じく同展で放映されたリサ・インモルディーノ・ヴリーランドによるフィルムは、イメージフォト同様、オテル・ドゥ・ギーズを舞台に撮影されている。

 

 今季がデビューとなる、ビューティーラインのコレクションにおける香水のボトルともムードは一致し、プレス資料には「フェミニティと情熱への讃歌、官能的なささやき、極度のフェミニティとメンズウェアがもつ強さとのコントラスト、シェイプ、アティテュード、理想的な贅沢への明確なフォーカス、衝突と組み合わせ…」といったキーワードが並ぶ。

 

 コクーンシルエットとストレートなスカート、立体的なニットとスムースな布帛、ポニースキンとアニマルプリント。ボリュームや素材、モチーフ等、様々な箇所で異なるものを衝突させながら、60年代や80年代のレトロな雰囲気を加えている。メイクも、ミーナ・マッツィーニの特徴的な濃いアイシャドウからインスパイア。モリーノの邸宅を想起させるウィリアム・モリスのプリント、ハイビスカスやポピーのプリントも懐かしさを醸している。

アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)

 ジョニー・ヨハンソンによる「アクネ ストゥディオズ」は、カルノー高校の体育館を会場にフィジカルなショーを開催した。BGMは、エレクトロミュージックのパイオニアであるスザンヌ・チアーニがライブ演奏。

 

 テーマとして、「エモーショナルなパッチワーク、エレメンタルマテリアルとクラフト。自己表現としてのパッチワークとリペア、四六時中ドレスアップしている状態。未加工のステッチングとむき出しになったパッドの美しさ、何が完成されていて何が洗練されているかという我々の探究」といったキーワードを散りばめた今季。素人による下手な修復を思わせる手作業を敢えて施したり、朽ちかけているかのような効果を加えたりして、その独自の美しさや面白みをアクネらしい洗練された手法で表現している。

 

 着古したような穴の開いたニットトップ、ムラだらけに黒を塗られたイエローのレザージャケット、千切れそうなリブの付いたトップス。それらには美しく仕立てられたドレスや、花鳥モチーフのメタルのベルト、メタリックにペイントされたデニムスカートがコーディネートされ、ヨハンソンのバランスの妙を見せる。縫い目を表にし、中綿が飛び出たコートやバスローブ、縫い目が避けてしまったかのようなレザーのトレンチなど、計算された破壊具合にはついつい魅了されてしまう。

 

 会場の客席シートには、レトロなモチーフのエコファーがあしらわれたが、今後発表される卒業コレクションなどで使用される素材として、パリのファッションスクールであるステューディオ・ベルソーに寄贈される。

バルマン(BALMAIN)

 オリヴィエ・ルスタンによる「バルマン」は、カロー・デュ・トンプルを会場に観客を迎えてのフィジカルなショーを開催した。今季は甲冑やスポーツのプロテクターの要素が随所に見られ、それは現在の戦時下にあるヨーロッパの情勢と強くリンクするものだった。しかし、これは昨年自宅で火傷を負ったルスタンが、前回のショーではガーゼの包帯をインスピレーション源にしていたが、今季は医療用プロテクターから着想を得たということに過ぎない。ただ、ショー前に配布されたプレス資料では、ルスタンはウクライナの人々との連帯と団結を訴え、またインスタグラムでも自らウクライナ難民のために寄付をしたことを明かし、自由のために共に戦う強い意思を示して見せていた。

 

 ピエール・バルマンが生前に発表していたモノグラムモチーフのニットウェアをまとったダンサーたちのパフォーマンスに続き、フェンシングウェアのようなプロテクターをあしらったドレスでスタート。ウレタン素材とレースのボンディングによるライダースジャケットのようなトロンプルイユのドレス、甲冑を思わせるメタル素材をあしらったトップスとレザーのパンツのセットアップなど、身体を守るような強いイメージのスポーティなルックが登場。鎖帷子とビーズ刺繍のドレスは、甲冑のようでもあり、ロボットのようでもあり。シャツをベースにしたミニドレスは、コルセットのようでもあり、スポーツに使用されるプロテクターのようでもあり。ドレッシーなアイテムに、ゴツゴツとしたディテールやアイテムをぶつけるが、それが無理なく馴染んでいるから不思議だ。

 

 ライダースジャケットとプロテクターをミックスしたようなレースアップのドレスや、ニットと布帛をミックスしたセットアップなど、複雑なパッチワーク作品も目を引く。男女の身体をグラフィカルにプリントしたドレスや、ジャンプスーツのように見せたトロンプルイユ(だまし絵)のセットアップも印象的。

 

これまで以上にルスタンのバランス感覚とブランドの技術力の高さが融合した、力強いコレクションとなっていた。

クロエ(Chloé)

 ガブリエラ・ハーストによる「クロエ」は、アンドレ・シトロエン公園内の温室を会場にフィジカルなショーを開催した。サステナビリティに強い関心を示し、自ら環境負荷の少ない作品を発表してきたハーストは、今季もエコロジーを念頭に置く姿勢を貫いている。

 

 ライダースやジャケット、パフスリーブのドレス、トレンチコートやシャツなど、多くのルックにレザーアイテムが見られたが、これはエコレザーではなく、イタリアの食肉用の動物から採取された皮革を使用。動物愛護以前に、本来は廃棄されるものを素材として利用する、無駄を無くすポリシーを示している。ボリュームあるムートンのコートや、ベルトでウエストマークしたスリーブレスのムートンのドレスなども実際のファーをあしらった。

 

 アッシジの聖フランチェスコの半生を描いた、フランコ・ゼフィレッリ監督による1972年作「ブラザー・サン シスター・ムーン」からの影響も見られ、聖フランチェスコのまとっていたシンプルなカットの服が、ハーストが得意とするニットウェアとミックスされ、グラフィカルなポンチョとなって登場。

 

 これまでのストック生地を使用した、アラバマのアフリカン・アメリカンによるジーズベンドキルトのコートを着用したアンバー・ヴァレッタが最終モデル。手仕事の美しさと温かみを感じさせるルックで締めくくった。

リック・オウエンス(Rick Owens)

 「リック・オウエンス」は、パレ・ドゥ・トーキョーでフィジカルなショーを開催した。コレクションタイトルは“STROBE”。今季は携帯型のフォグマシーンをモデルに持たせ、そこから放たれる「イソップ(AESOP)」とのコラボレーションのフレグランスが会場に広がった。それはカトリック教会の香炉のイメージ。このフレグランスのオイルとキャンドルは今月中にリリース予定である。

 

 厚地のアルパカフェルトのコートドレスはヨーゼフ・ボイス作品を想起させ、風に舞うようなロングスカートの裾がフェミニンさを加える。パゴダスリーブのニットドレスやゴートファーのブルゾンなど、大きく盛り上がった肩のラインが今季を象徴するフォルムの一つ。プロテクターのように角張った肩のラインのブルゾンや、大きなピローのようなネックラインのトップスなどに見られる造形的なラインも印象的だった。

 

 今季使用されたコットンの9割がオーガニック認定だったが、その他の素材使いにオウエンスの独自性を感じさせた。ブルゾンやドレスのトップ部分にはスネークスキンが、マーメイドラインのドレスに合わせられたボンバースジャケットにはアマゾンのピラルクーの革があしらわれている。それぞれサプライチェーンの各ステップを定期的に監査し続けるトレーサビリティプログラムを経たもので、特にピラルクーは魚を餌として使用する地元の人々と協力し、革を販売することで余剰の収入を得られるシステムに則っているという。またガラス由来のリフレクター素材は特に目を引き、固有の艶やかさと光の反射がドレスを唯一無二のものにしていた。

 

 BGMはこれまでのようなアシッドなテクノではなく、ルキーノ・ヴィスコンティ監督の「ベニスに死す」でも使用されたグスタフ・マーラーの交響曲第5番だったためか、いつになくドレッシーでクチュールライクな世界観を感じさせた。

ロエベ(LOEWE)

「ロエベ」2022秋冬コレクション

 ジョナサン・アンダーソンによる「ロエベ」は、ピエール・ド・クーベルタン・スタジアムにて観客を招いてのフィジカルなショーを開催した。ランウェイには巨大なしぼんだカボチャのオブジェが置かれていたが、これは2021春夏コレクションのウォールペーパーにも登場したアーティスト、アンセア・ハミルトンの作品。先シーズンはルールに囚われない姿勢を示していたアンダーソンは、今季はシュールレアリズムの影響の下、より一層自由な創造性を露わにした。

 

 型で抜いたかのような、フォルムが固定されたレザーのドレスでスタート。前回は突起のあるアシメトリーなドレスが印象的だったが、今季はより具体性のある形がドレスの内側から現れていた。それは子供用の車だったり、しぼみかけた風船だったり。

 

そんなナイーブなフォルムがある一方、タップリとグロスを塗った唇を思わせるパーツを配したロングドレス、パンプスを胸にあしらったドレス、真っ赤なネイルの手のモチーフを描いたドレスとネイル部分から長いフリンジが垂れるロンググローヴなどが登場し、女性ならではの官能性を帯びた、どこか奇異な遊びを感じさせる。それらにコーディネートされるのは、きんちゃく袋のようなシューズや、大きなメタリックリボンが擦れ合うパンプスで、そのコントラストが不思議な調和を生み出している。

 

 ヨーゼフ・ボイスの分厚いフォルトや、メレット・オッペンハイムのカップ&ソーサーにおけるファーなど、アートからの影響を随所に感じさせながら、ウルトラモダンな装いの在り方を提示していた。

ランバン(LANVIN)

 ブルーノ・シアレッリによる「ランバン」はネット配信により、ルックブック・フォトとムービーを発表した。カジュアルなアイテムを排し、色鮮やかでグラマラスな印象のルックでコレクションを構成。創始者ジャンヌ・ランヴァンの活躍した時代にフォーカスを当て、ブランドが隆盛したアール・デコ期の様式を随所に散りばめている。

 

 冒頭のスモーキングドレスやジャンプスーツは、肩のパッドのフォルムが特徴的で、直線と曲線をミックス。シルクサテンのドレスにも、直線的な大きな肩パッドが合わせられている。

 

ジャンヌ・ランヴァンのアーカイブから引用されたという鱗を思わせるモチーフは、ファーのコートやデボレ加工された素材の大きな肩のドレスなどで見られ、スパンコールを重ねたグラフィカルなモチーフはスーツやドレスに刺繍された。しわ加工を施したベルベット素材は、デボレ素材のドレスではコルセットのフォルムでアクセントとして加えられ、レトロなコートにはサイドの素材としてあしらわれ、各ルックを新鮮にアレンジ。フィッシュネットにスパンコールを刺繍したドレスは、20世紀初頭に流行したエジプト由来のメタルをはめ込んだ刺繍からインスパイアされたもの。ひだ襟を飾ったドレスや、30~40年代風のフローラルプリントのドレスも、レトロでありながら強い魅力を放っている。

 

 アール・デコ期の衣装を直接的に取り入れながらも、随所に新しいディテールを加えて現代の「ランバン」像を描いて見せていた。

エルメス(HERMÈS)

 ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによる「エルメス」は、ラ・ギャルド・レピュブリケンヌ(フランス共和国親衛隊の馬術練習所)にて観客を迎えてのフィジカルなショーを開催した。

 

 様々なルックでショーツを合わせ、レイヤードしたレッグウォーマーをコーディネート。60年代のパリジャンスタイルを新たに解釈して進化させたモダンウェアが強い印象を残した。そしてラッフルといったフェミニンな装飾は、これまでに見られなかった女性性を強く漂わせていた。

 

ラダーステッチのオープンワークが美しいプリーツスカートにはレザーのパネルをウエストラインに飾り、ローデンウールのブルゾンにはレザートリムのサドル型のパーツをあしらい、馬具由来のディテールが様々なアイテムを彩っている。また、一見シンプルなストライプ柄は、異なる素材、レザーとシルクニットを繋ぎ合わせるという細かで高度な手仕事を施したもので、一際目を引く。コルセットを思わせるラムレザーのジャンプスーツは、レオタードを想起させつつ、馬舎用のワークウェアのようにも見え、その融合が興味深い。

 

 「女性らしさ」という新しい要素は、次なる「エルメス」像を創り上げていたが、それは完璧ともいえる美しい仕立てのアウターと調和し、時にコントラストを生み出す。ヴァンヘ=シビュルスキーが目指す「エルメスらしさの創造」は、今季は大胆に、しかし繊細に刷新されていた。

 

 

各コレクションは開催順に掲載

 

取材・文:清水友顕(Text by Tomoaki Shimizu)

 

2022秋冬パリコレクション

https://apparel-web.com/collection/paris

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