PICK UP

2017.09.08

三原康裕氏が白熱トーク 久保雅裕氏のSMART USEN番組「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」

(左から)久保雅裕氏、石田紗英子氏、シューズデザイナーの三原康裕氏

 USEN(東京、田村公正社長)が運営する音楽情報アプリSMART USENで配信中の「ジュルナルクボッチのファッショントークサロン」。ウェブメディア「ジュルナル・クボッチ」の編集長兼杉野服飾大学特任准教授の久保雅裕氏が、ファッション業界で活躍するゲストを招き、普段はなかなか聞けない生の声をリスナーに届けるが、アパレルウェブでは、その模様をレポートとして一部紹介していく。第2回目のゲストはシューズデザイナーの三原康裕氏。

石田紗英子(いしださえこ、以下石田):ファッション業界のこの人という方に、縦横無尽にお話を伺う番組です。当番組ナビゲーター、「ジュルナルクボッチ」編集長で、杉野服飾大学特任准教授の久保雅裕さん。今回も宜しくお願いします。

 

(中略)

 

石田:さあ、今回のゲストですけれども、前回の放送でもご紹介しましたファッションデザイナーの三原康裕さんですよね。久保さん、三原さんといえば。

 

久保雅裕(くぼまさひろ、以下久保):もともとは、靴のデザイナーからスタートした方で、今は洋服含めてトータルファッションブランドを展開していて、パリやミラノでもコレクションを発表している。もう日本では知らない人は居ない位の中堅デザイナーです。

 

石田:それではお越しいただきましょう。ファッションデザイナーの三原康裕さんです。どうぞ。

 

三原康裕(みはらやすひろ、以下三原):目の前で、ずうっと二人のやり取りを見ながら、本当にやっと来たかという感じですよね。

 

久保:入ってきてもらう体なんだから。

 

石田:もう、ネタばらししないでくださいね。

 

(一同爆笑)

 

(中略)

 

久保:展示会に行くと、僕は忙しい時は、プレスの方に「三原さん呼ばなくていいから」って言って。

 

石田:どういうことですか?

 

三原:全部説明するんですよ、もう1から10まで、100まで。

 

久保:長い、正直長い。

 

三原:もう一個一個全部、説明するからだと思うけど。聞いてないからね、人の話全然…(笑)

 

久保:いや、そんなことない。真面目に聞くから疲れちゃうんですよ。(笑)だからね、展示会行くと2時間は覚悟して行く。

 

三原:前半は絶対コレクションとか洋服のテーマで、後半雑談になるんだけど、ここ最近逆転して、前半1時間半くらい雑談で、最後の30分くらいで、まあとりあえず見てちょうだいって感じで。

 

久保:そういう感じで。

 

三原:最近そっちのパターン多いですよね。

 

久保:たぶん問題意識が互いにあるんで、そこをすり合わせしたいっていう感じかな。

 

石田:問題意識、例えば?

 

久保:言い出したら切りないんで。それこれから聞いていきましょう。

 

(中略)

 

石田:はい、幼少時代からちょっと、順に伺っていきましょうか。三原さんは九州の生まれで、長崎でいらっしゃるんですか?

三原:生まれは長崎なだけで。元々母方の実家が長崎市内。原爆病院ってあるんですけど、そこで僕を生んでくれて。それから、父が福岡で働いていたので、福岡でずうっと育ったって感じですね。だから、ほぼほぼ福岡ですね。だから、プロフィールに書く時にすごく面倒くさいから、じゃあ長崎生まれの福岡育ちみたいな感じで書くのが手っ取り早いなと思って。

 

(中略、幼年期から少年時代の話)

 

久保:アートの本質っていう部分でいうと、例えばコンセプテュアルアートみたいなものとかは、すぐに共感できるジャンルだよね?

 

三原:そう。でも実際嫌いだったよ。最初はマルセル・デュシャンの存在を知った時には怒りしかなかったもんね。

 

久保:え、怒った?

 

三原:なんでこれが芸術なんだって。便器、逆さにしただけとか、買ってきたもの並べただけでと思うところが。

 

(中略、大学受験から学生時代の話)

 

久保:実際には学生時代から、ブランドも作って仕事始めていたけれど、今、洋服まで全部、トータルでやっていますね。トータルにしたかったって気持ちがあったのですか?

 

三原:シューズデザイナーっていうプライドは、今も実はあって。ただ本当にあの当時ね、シューズデザイナーって地位が低い見られ方をしていて。やっぱりファッションデザイナーってファッションのデザイン業界では、確固たる地位がある。イッセイさん、ヨウジさんとか川久保さんとか、それこそ第一線のデザイナーっていうのが存在していて、日本には。でもシューズデザイナーだけではなく、小物デザイナー、帽子も含めて。「シューズデザイナーだから、じゃあシューズしかできないのか」とか、「他のことをやっても失敗するでしょ」的な世の中の薄ら笑い的なところを変えたかったのかなあ。単純にちょっとした喧嘩を売りたかったというのもあったかもしれない。

 

久保:アグレッシブだよね、常に。

 

石田:三原さんのブランドで、軸とされているコンセプトみたいなもの。「こういう洋服をつくりたい」というところは、何が当てはまりますか?

 

三原:ものづくりの本質だと思っているんですよ。もちろん商品のクオリティーというのはあるかもしれないけど。最初に言った「人に何かを考えさせるもの」、要するに「使う人の日常にインスピレーションを与えられるもの」というのが重要で。

 

久保:やっぱりデュシャンがそこの背景にあるんだね。

 

三原:そうなんです、結局根底はそこなんだよ。

 その後、「プーマは棚から牡丹餅?」「妻・上原ひろみさんの話」「これからのデザイナーはかくあるべき」など白熱したトークが続いた。

 

 40分に渡るトークの全貌はコチラ→http://smart.usen.com/ch02494/

メールマガジン登録