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2018.10.07
PayPay、バーコード使ったスマホ決済開始 ソフトバンクとヤフーの合弁
(画像: 発表資料より)
ソフトバンクとヤフーによる合弁会社PayPayは、10月5日から、バーコードを使った実店舗でのスマホ決済サービス、PayPayの提供を開始した。
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PayPayの決済マネーは2種類ある。銀行口座からチャージした独自の電子マネー「PayPay」電子マネー、あるいはYahoo!マネーである。なお、クレジットカードでの決済にも対応する。バーコードの読み取り方式であるが、ユーザーがアプリに提示したバーコード(1次元コード、QRコード)を利用する「ストアスキャン」か、事業者側が提示したQRコードをユーザーがアプリで読み取る「ユーザースキャン」、2つの方式がある。
このPayPayの提供開始にあたって、ユーザー向け特典がある。新規利用登録した全てのユーザーに、500円相当の「PayPay」電子マネーがプレゼントされるのである。まずアプリをダウンロードし、認証を行う。認証は電話番号によるもののみである。また、近日中にさらに別のキャンペーンの実施も予定されているとのこと。
加盟店向けのキャンペーンも行われている。サービス開始日から2021年9月末まで3年間、ユーザースキャン方式の決済手数料が無料に。Alipayアクセプタンスマーク付きQRコード設置店での「Alipay」による決済(こちらはまだサービス開始していない。秋の開始を予定している)の手数料も、2019年9月末まで無料とする。
なお、このPayPayのサービス開始に伴い、現在ヤフーが提供している「Yahoo!ウォレッと」のスマホ決済サービスは、近く提供を終了、Yahoo!JAPANアプリからもPayPayのサービスが利用可能とする予定だ。
さて肝心の利用可能な加盟店であるが、一覧を外観すれば決して(現時点では)多くはない。目立つのはモンテローザの経営する居酒屋等が千数百件ある程度である。
だが、時代の趨勢には違いない。日本でもスマホ決済が当たり前になる時代がもう目前に迫っているのだろうか。(藤沢文太)