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2024.08.04
アダストリア OMO型店舗の出店加速、人気販売員の来店で集客
大手アパレルのアダストリアは、自社通販サイト「ドットエスティ」とリアル店舗をシームレスにつなぐOMO型店舗「ドットエスティストア」の出店を加速している。
今期は計8店舗の出店を計画。第1四半期(3~5月)までに青森、福井、神奈川、鳥取に4店舗を新設したほか、7月11日に山口のショッピングモール「おのだサンパーク」に、同月25日には横浜市内のショッピングモール「ゆめが丘ソラトス」にそれぞれ出店し、全21店舗体制とした。
「ドットエスティストア」は、同社が展開する30以上のブランドの中から、自社ECで人気のアイテムや、自社ECのコンテンツで全国の販売員がコーディネートを投稿する「スタッフボード」の人気コーデを厳選。短時間でトレンドが分かる売り場づくりが特徴だ。
アプリ会員は店頭のリーダーにアプリ内の会員バーコードをかざすだけで来店ポイントが毎日、最大100ポイント付与されるほか、アプリの商品ページから最大10アイテムまで最寄りの「ドットエスティストア」に取り寄せて試着できるサービスもある。
また、「ドットエスティストア」では、「スタッフボード」の人気スタッフが新店舗に来店し、接客を行うイベントを実施するなどして集客につなげている。
おのだサンパーク店とゆめが丘ソラトス店では、ドットエスティ会員限定でオープンから5日間、来店すると毎日500ポイントを付与する施策で会員化を図った。
なお、「ドットエスティストア」では出店する地域とのつながりも重視しており、例えば、青森の八戸ピアドゥ店では7月31日~8月4日に開催される八戸三社大祭に参加。祭りの広場内でオリジナルのプリントシールを使い、その場で好きな柄を選んでオリジナルTシャツを作ることができる体験イベントを開催するという。