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2022.08.18

大丸松坂屋百貨店 大型VRイベントに参加、夏のデパ地下グルメを提案

 大丸松坂屋百貨店は8月13~28日、メタバース事業を手がけるHIKKYが開催するVRイベント「バーチャルマーケット2022サマー」に仮想店舗「バーチャル大丸・松坂屋」を出展する。4回目の出展となる今回は、「発見!」をテーマに企業出展会場であるパラリアルニューヨークの街に仮想店舗を展開し、夏のグルメを600点以上取りそろえた。

 メタバース空間ではユーザーが自由に店内をまわり、食品3Dモデルを手に取って商品の形状を確認したり、バーチャルカタログで詳細を見たりできるのに加え、各商品の「BUY」ボタンをクリックすると自社通販サイト「大丸松坂屋オンラインストア」の商品詳細ページに遷移して当該商品を購入することができる。

 同社は今回、夏に食べたい「しろくまアイス」や「虹色ラムネ」「盛岡冷麺」「藁焼きカツオ」などのごちそうグルメを販売する(画像(上))。

 「バーチャル大丸・松坂屋」店頭では、同社ギフト企画運営担当の田中直毅氏が「ほぼほぼギフトの田中さん」、社員インフルエンサーの野崎瑞穂氏が「お菓子食べすぎ会社員 野崎さん」のアバターになって登場し、ユーザーを出迎える(画像(下))。

 野崎氏はTikTokと同様にバーチャルマーケット会場でも爆食いしたり、ギフトのオリジナル3Dモデルを使ったお茶会を開催する予定という。

 また、バーチャル接客の経験があって商品知識を身につけた、メタバース上で働くアルバイト15人を初採用し、おすすめアイテムの魅力をメタバース上で伝える。

 同社は、コロナ禍1年目に店舗休業を経験。顧客接点が失われる中、ECチャネルは大きく伸びたものの、店頭のワクワク感は伝わりにくいと感じたことから、メタバース上への出展を重ねてきた。今回は「発見!」をテーマに、百貨店自体を知らない若い世代への認知を図るのに加え、デパ地下グルメのバリエーションの豊富さを発信する狙いで、今後も”人”の持つ力をデジタル上でも発揮していくという。

 

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