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2022.04.21
楽天の「楽天ペイ」 「ウーバー」で利用可能に、クイックコマースも視野に
楽天グループとウーバーイーツジャパンは4月18日、オンラインデリバリーサービス「ウーバーイーツ」において連携すると発表した。4月下旬までに、ウーバーイーツの注文時にID決済サービス「楽天ペイ(オンライン決済)」で支払えるようになる。
「楽天ID」でウーバーイーツにログインできるようになるほか、楽天IDに登録した情報で決済もできるようになる。また「楽天ポイント」の付与やポイントでの支払いにも対応する。
4月27日~5月31日まで、両社の連携を記念したキャンペーンを実施する。ウーバーイーツの新規利用者を対象に、初回利用時に使える3000円割引クーポンや、2回目以降の注文で、期間中何度でも利用できる最大50%割引クーポンの配布、注文金額の最大20%の楽天ポイントが付与される販促を実施。また、ウーバーイーツの既存利用者には、注文時に注文金額の最大3%のポイントを付与する。なお、ポイント原資の負担がウーバー側か、飲食店側かについては公表していない。
今後は「楽天スーパーセール」などのセールイベントとの連動企画を実施するほか、配車サービス「ウーバー」と楽天ID・決済の連携、ウーバーイーツのサブスクリプションサービス「イーツパス」との連動企画を行う予定。
また、ウーバーイーツのサービスで仮想モール「楽天市場」の商品を販売するなど、食料品や日用品の「クイックコマース」への取り組みに関しては「クイックコマースやデリバリーサービスはこれから広がっていくので、こうしたサービスでの連携も可能性として検討していきたい」(楽天の松村亮上級執行役員)とした。
4月18日の記者会見で、ウーバーイースジャパンの武藤友木子日本代表(写真(左))は「今回の連携は、あくまではじめの一歩に過ぎない。国内に限らず、さまざまな領域において、シームレスで利便性の高いサービスを提供するために両社で議論していきたい」と述べた。また、楽天の松村上級執行役員(写真(右))は「ウーバーイーツとの連携により、大きな飲食の市場にアドレスすることができる。コロナ禍もあり、デリバリーサービスも急拡大している。楽天経済圏のさらなる拡大が見込める」と語った。