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2021.01.14
ディノス・セシール 日田杉の家具を発売、ニーズ減の木材を活用、本棚と収納ラックを開発
ディノス・セシールは12月24日から、樹齢50年の大分県産の日田杉大径木を使用した家具の販売を開始した。近年の日本の建築では大径木のニーズは減少し、大分県の日田杉の山林にも戦後に植林された大径木が多く残されたままとなっており、森林循環のサイクルを滞らせ、自然災害の被害を拡げる一因になっているという課題を解決するため、デザインカンパニーのIKASASDESIGNと福岡県大川市の製材所のウエキ産業と協業、日田杉の大径木を使用した各種家具を開発した。
発売を開始したのは杉本来の木目や質感を活かすため表面には国産の自然オイルを塗装。棚板は全て同寸法に設計し、どの列でも使え、棚の高さは3センチ間隔で調節することができ、デッドスペースを生まずに収納可能で幅木をよけて壁にぴったりと設置できるカットを施したり、背板をなくすことで壁のコンセントを活かせるようにしたりなど、機能性を備えた「日田杉ブックラック」(=写真、税込4万9900円~)および製材の過程で捨てられてしまうこともある節がある木材や個性が強い木目をもつ木材を積極的に活用し、長く使うほど風合いが深まるように工夫し本棚としての機能のほか、奥行は30センチと薄型に設計、カウンター下収納庫や窓下収納用のラックとしても使用できる「日田杉モダンブックラック」(税込3万9900円~)と奥行25・5センチの薄型ラックで可動棚板も6センチ間隔で調節が可能で、柔らかな色合いに仕上げているため、子ども用の絵本収納などにも使用でき、また、伸長式収納と組み合わせてL字形に配置することで隙間なく設置でき、カウンター下収納庫、窓下収納、コミックラック、飾り棚など様々な使い方ができる収納ラック「日田杉カウンター下収納」(同4万4900円~)の3商品となる。
ディノス事業の通販サイトで販売していく。