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2018.10.23
オニツカタイガー 早稲田大学キャンパスで2019春夏コレクション発表
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「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」が、イタリア人デザイナーのアンドレア・ポンピリオ(ANDREA POMPILIO)による2019春夏コレクションを発表。10月22日、東京・早稲田大学の大隈講堂でランウェイショーを行った。現代のストリートから着想を得たコレクションは、オニツカタイガーらしいスポーツと次世代の担い手たちのユースフルな要素をミックスアップしたショーとなった。
今回のショーは、会場となった早稲田大学の学生にインターンの場としても提供された。歴史ある講堂内には、「オニツカタイガー」ロゴが大きくプリントされたスウェットに身を包んだインターンスタッフが会場内を行き交うなど、招待客含め若い活気が漂っていた。
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現代のストリートから着想を得た2019春夏コレクションは、様々なスポーツの要素を取り入れつつ、次世代へのメッセージを載せた。ミラーリングされた舞台に映えるボリューミーなチュチュスカートは、スウェットトップスでストリート感を組み合わせた。リラックス感のあるゆったりとしたドロップショルダーは、ハーフスリーブやハーフパンツで軽やかにスタイリングされ、ストリートでの着用シーンを思わせた。一方で、「オニツカタイガー」らしいすっきりとしたシルエットのジャージのセットアップは、ライン使いやセンタープレスでスタイリッシュに品の良さを漂わせる。
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スウェットやジャージのセットアップは、既存の男女の概念を超えたジェンダーレスなスタイルとして、次世代の新しい価値観を提案した。輝きを放った総スパンコールのセットアップは、生き生きとした若いエネルギーが生まれる会場にぴったりだ。
「ショーをあらゆる視点から見てほしい」と舞台の背景に設置された大判のミラーは、ルックの背面だけでなく、講堂を埋め尽くした観客達も反映。多面的な視点を感じさせる今回のコレクションのメッセージの一部のようだった。
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文:じま つむぎ
編集:アパレルウェブ編集部
撮影:土屋航