NEWS
2025.11.22
「ヴァレンティノ」9人の国際アーティストと協働した 「ドゥ ヴェイン」デジタルプロジェクトを発表
写真:トーマス・アルドルフの作品
「メゾン ヴァレンティノ」が、2025年11月18日、アイコンバッグ「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ドゥ ヴェイン(DeVain)」をテーマに、9人の国際アーティストと協働するデジタルクリエイティブプロジェクトを発表した。
今回のプロジェクトでは、バッグを新たな視点で解釈する作品を制作。まず5人のアーティスト―トーマス・アルドルフ、エンター・ザ・ボイド、ポール・オクタヴィウス、アルベルト・プラネラ、ティナ・トナ―の作品が公開され、残る4人の作品は2025年12月初旬に公開予定となっている。プロジェクトは最終的に、アーティスト作品が連なるデジタルワークとして完成するという。
■The Valentino Garavani DeVain Digital Creative Project | Thomas Albdorf
トーマス・アルドルフは鏡面に映ったバッグをスタジオで撮影した映像を通し、現実と幻想の境界が揺らぐ彫刻的な作品を構築。エンター・ザ・ボイドは、魚やバッグが浮遊する砂漠の水中ホテルなど、夢と超現実が交差する世界を描いた。ポール・オクタヴィウスは16世紀の古典芸術の背景に「ドゥ ヴェイン」を溶け込ませ、歴史的質感と現代的感性を融合させた没入型作品を制作している。
アルベルト・プラネラはAIと映像編集を組み合わせ、明晰さと夢の間に漂う物語を紡いだ。バッグが変形しながら語りかけるような視覚的詩を生み出した。ティナ・トナはマルチメディアコラージュとデジタルアニメーションを融合し、多視点からの物語を動的に表現している。
エンター・ザ・ボイド、ポール・オクタヴィウス、アルベルト・プラネラの作品制作にはAIも使用されているが、すべての素材やモデルの使用にあたり必要な許諾を取得していると説明している。
「ドゥ ヴェイン」バッグは2025フォールコレクションで発表。クリエイティブディレクター アレッサンドロ・ミケーレが手掛けた、現代的なフェミニニティの新しいヴィジョンを体現するソフトクラッチバッグだ。全27種類のバリエーションを販売しており、世界各国の「ヴァレンティノ」ストアおよび Valentino.com にて購入可能だ。
Courtesy of VALENTINO






