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2025.10.20

「台北ファッションウィーク2026春夏」が開催 人気台湾ドラマとタッグ

 台湾文化部が主催する「台北ファッションウィーク2026春夏」が2025年10月16日から20日の期間に開催。“Fashion, Action!”をテーマに台湾ドラマブームに焦点を当て、映像の物語性と服飾デザインを融合させた、クロスカルチャーな対話と文化的共鳴を生み出すファッションの祭典を創り上げた。

 

 10月16日には松山文創園区でオープニングショーを実施し、17日から20日までの期間に11ブランドのショーを開催。また「台湾色感」展、国際バイヤー商談会、セレクトショップなど、多彩な企画を通して台湾ファッション産業の多様な姿と深い文化的背景を紹介している。

 

  • 王可元「ディリート×今夜一起為愛鼓掌」

  • 白潤音「オクリク×我們與悪的距離 II」

  • 柯淑勤「ニキイェ×死了一個娯楽女記者之後」

  • 孫淑媚「レイ チュウ×拜六禮拜」

  • 連晨翔「レイ チュウ×拜六禮拜」

  • 楊一展「ディワイシーチーム×The Outlaw Doctor 化外之医」

  • 「ウェアヴィズム×人生清理員」

 オープニングショーでは、6人のデザイナーが6つの人気台湾ドラマとタッグを組み、映像の物語とファッションデザインを呼応。ショーには台湾ドラマに出演する俳優陣が登場した。

 

 「ディワイシーチーム(DYCTEAM)」はドラマ「The Outlaw Doctor 化外之医」とコラボレーションし、「縫合」を創作のシンボルとして掲げた。

 

 「ウェアヴィズム(WEAVISM)」は「人生清理員」と共に、ワークウェアの構造と再生素材を用い、生命の連なりを表現。

 

 「ディリート(Dleet)」は「今夜一起為愛鼓掌」と組み、黒と白のミニマルなトーンで「情欲と自由」の関係を再構築し、女性の覚醒する力を描き出した。

 

 「ニキイェ(NIKI YEH)」はドラマ「死了一個娯楽女記者之後」と、透明なレイヤーとメタリックな光沢素材で、女性が「暴くこと」と「隠すこと」のあいだに持つ力を表現した。

 

 「レイ チュウ(RAY CHU)」は「拜六禮拜」を題材に、軽やかなカッティングとジェンダーフルイドな美学で、日常と自由を表現した。

 

 そして、「オクリク(oqLiq)」は「我們與悪的距離 II(悪との距離II)」とのコラボレーションで、機能性素材を使い、秩序と混沌が交錯する灰色の世界を再現した。

 

写真左から「アイエヌエフダーク(INFDARK)」、「インモリース(INMORIES)」、「ホースライ(HORSE LAI)」、「ストーリーウェ
ア(Story Wear)」、「チャリンイェ(CHARINYEH)」、「ダニエル・ウォン(Daniel Wong)」、「ハンセンアトリエ(HANSEN ATELIER)」、「ウェ
イ ツィ ユェン(WEITZUYUAN)」、「ジェン リー(JENN LEE)」、「イェンティティ(Yentity)」、「ゼロイチウーミン(01WOOMIN)」

 

 なお、今回の「台北ファッションウィーク2026春夏」では、11ブランドのランウェイショーを開催。初参加の「ゼロイチウーミン」、新鋭ブランドの「ハンセンアトリエ」、「ホースライ」、「インモリース」、「ウェイ ツィ ユェン」、今回も参加となった「ダニエル・ウォン」、「アイエヌエフダーク」、「ジェン リー」、「ストーリーウェア」、「イェンティティ」、そして40周年を迎える「チャリンイェ」が揃う。

 

 また、「微風信義(Breeze Xinyi)」とコラボレーションした「台北ファッションウィーク セレクトショップ」は来年1月4日までの開催で、台湾デザイナーブランドのアイテムを展示販売している。

 

「台北ファッションウィーク2026春夏」公式サイト

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