ファッション甲子園実行委員会が2025年8月31日、第24回全国高等学校ファッションデザイン選手権大会「ファッション甲子園2025」最終審査会及び表彰式を開催した。

　「ファッション甲子園」は、北は北海道、南は沖縄県まで全国の高校生を対象とした高校生ファッションNo.1を競う選手権大会。今大会では、応募総数34都道府県、92校、1,246チーム、1,908点が出場し、22都道府県、31校、34チームが、自らデザイン・制作した衣装を着用して披露するファッションショー形式での最終審査に進出、最終審査会を経て、7つのチームが受賞を果たした。

　優勝は、青森県・青森県立弘前実業高等学校の「木魂」が受賞。ブナの木をテープ状にして作る、青森の伝統工芸品ブナコの技法を活かし、木で服を作った。曲線を綺麗に表現するためにねぷたの技法も組み合わせたという。スカート全体がブナコランプになっていて光を通すと和紙のロウ描きとブナコのシードがまた新しい印象に変化する。同校は出場チームの引率教員の投票によって決定するキラリ賞も同時受賞している。

　準優勝は特別賞「ELLEgirl賞」、キラリ賞も同時受賞した京都府・福知山淑徳高等学校の「Been comeshed」が、3位はゲスト審査員特別賞「中島輝道賞」と合わせて兵庫県・兵庫県立兵庫工業高等学校の「とつき　とおか」が受賞した。

　審査の間に行われたスペシャルステージでは、ファッション甲子園アンバサダーの王林さんが登場し、海外ファッションブランド協会の三木均会長とともにスペシャルトークセッションを行った。

　また今年も、最終審査会の会場観覧に加え、YouTubeでライブ配信を行った。

　なお、9月17日から23日には、日本橋三越本店・本館1階の中央ホールで今大会の入賞校の作品を展示する。

■「全国高等学校ファッションデザイン選手権大会（ファッション甲子園）入賞作品展示」
展示場所：日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
展示期間：2025年9月17日（水）～23日（火）
内　　容：ファッション甲子園2025の入賞作品を展示

■「ファッション甲子園」公式サイト