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2025.03.25
「ステラ マッカートニー」来日したステラ・マッカートニーが「三越伊勢丹ミライアワードトークショー」に登壇

「ステラ マッカートニー」の創設者で現クリエイティブディレクターでもあるステラ・マッカートニー迎え、浅尾慶一郎環境大臣、近藤詔太伊勢丹新宿本店長を加えた「三越伊勢丹ミライアワードトークショー」を2025年3月19日に文化服装学院で開催した。
サステナビリティを「セクシーでスタイリッシュなもの」に変えた第一人者として知られるステラは、“Mother Earth × Innovation(地球とイノベーションの融合)”というコンセプトを核心に据えながら、強いこだわりと信念のもと、ファッション業界に新しい風を吹き込んできた。
これまでも自然との共生を目指してきた「ステラ マッカートニー」は、きのこや海藻など自然由来の素材を生地に変え、動物を使わないデザインを追求。トークイベントでは、「Mother Earth × Material Innovation(地球と素材の革新)」を掲げ、自然からインスピレーションを受けたデザインを生み出してきたことなどに触れた。

また、ステラは「Save what you love(愛するものを救う)」という想いが、彼女のものづくりの原動力であり、地球に良いことをしながら、身につけるだけでポジティブな気持ちになれるアイテムを提供し続けていくと語った。
「地球にいいこと × 身につけるとポジティブになること」を一貫して貫くブランドとして、「ステラ マッカートニー」は業界のパイオニアであり続けている。クリエイティビティとイノベーションで課題を解決するステラは、現代が直面する問題を解決するためには、これまでとは異なる視点が必要だと訴えた。
その鍵となるのが「クリエイティビティ」で「クリエイティビティとイノベーションを用いて問題を解決してほしい」と、行動を起こすことの重要性を強調した。「Start something is better than nothing(何かを始めることが、何もしないよりいい)」と、小さな一歩でも前に進むことが、変革への第一歩だと信じているとも話していた。
「私は常に、ダメなファッション業界を変えるために、今でも戦い続けている」と話す通り、ファッション業界への挑戦を続けるステラ。彼女にとって、ものを作れることは「privilege(特権)」であり、そこには「responsibility(責任)」が伴うものだという。責任あるものづくりを通じて、業界全体を変革しようとしているのだろう。
「ステラ マッカートニー」は、地球を愛し、自然と調和しながら革新的なファッションを生み出す先駆者として、クリエイティビティとイノベーションを武器に、「問題解決」に挑み続けるステラの姿勢は、ファッション業界だけでなく、多くの人々にインスピレーションを与えていくであろう。
Courtesy of Stella McCartney