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2018.06.06

新たなステージを迎えた「アレキサンダー ワン」 NYFWより3カ月早く2019年春夏コレクションを発表

撮影:Den Lecca

 「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」が、2019年春夏コレクションショーを米ニューヨークで発表した。

 毎シーズン、ニューヨーク ファッションウィーク(以下NYFW)でコレクションを発表してきた同ブランド。今シーズンから、NYFWよりも3か月早く、6月3日に発表。新たな時期に発表した同コレクションを、「コレクション1」と名付けた。

 

「アレキサンダー ワン」2019年春夏コレクション

 

 ショーが開催されたのは、自由の女神とブルックリンブリッジというランドマークに挟まれた埠頭Pier 17のルーフトップ。摩天楼をのぞむ空間にコンクリート調の無機質なセットを組み、現代のアメリカの歪んだ感性とアメリカ系中国人である「アレキサンダー ワン」のルーツとコミュニティから見たアメリカンドリームを表現した。

 ショーで目をひくのは、ベリーショートのショーツやミニスカートの90年代風ストリートルック。ケミカルな艶と腰回りに見えるインパクトのあるロゴ、頭に巻いたバンダナが挑戦的だ。他のルックも、スパンコールやラメ、金具づかいなどが目立つ。また、カミソリで裂いたかのような肌見せのカッティングもセクシーさを際立たせている。メンズルックは、バスケットボールなどのストリートなスポーツルックが中心。シースルーやシャイニー素材、エスニック柄などが多く、ウィメンズとともにグラマラスな印象だ。

 アメリカが生んだストリートルックとネイティブアメリカン、そしてワンのルーツである中国由来のモチーフや手法をミックスしたコレクションに仕上がった。

 同時に「Coming to Ameica」というカプセルコレクションを発表。グラフィックアーティストのファーガス・パーセル(Fergus Purcell)とコラボレートしたコレクションで、土産物屋のグッズが着想源だ。ニューヨークの有名飲食店などのネオンサインをモチーフにした総柄プリントのアパレルとアクセサリー7点を販売。現在、オンラインストアでも販売しており、シーナウバイナウへの取り組みも行っている。ショーではOakleyとコラボレーションしたサングラス、Fox Racing とコラボレーションしたグローブ、Adidas Originals by Alexander Wang のスニーカーも発表した。

 また、ショーには、ラッパーのプシャ・Tやエイサップ・ロッキー、モデルのジョーダン・ダンらセレブリティーが来場。日本からは、ハリウッド映画出演で話題となったタレントでモデルのローラが出席した。

  • ラッパーのプシャ・T/画像:アレキサンダー ワン

  • モデル・タレントのローラ/画像:アレキサンダー ワン

  • モデルのジョーダン・ダン/画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

  • 画像:アレキサンダー ワン

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