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2024.12.13
「シャネル」マチュー・ブレイジーを新アーティスティック ディレクターに任命 数々のメゾンで経験を積んだ実力派
「シャネル」(CHANEL)が2024年12月12日、マチュー・ブレイジーをファッション部門のアーティスティック ディレクターに任命したことを発表した。この新しい役職において、マチュー・ブレイジーはオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーのすべてのコレクションを統括する役割を担う。彼の正式な就任は2025年となる。
マチュー・ブレイジーは「シャネルという素晴らしいメゾンに加わることができ、大変光栄で感激しています。すべてのチームメンバーと、新たなチャプターを共に書き進めていくことを楽しみにしています」と就任することへの喜びを表した。
「シャネル」のファッション部門兼シャネルSASプレジデントであるブルーノ・パブロフスキーは「マチュー・ブレイジーを迎え入れることができ、大変嬉しく思います。彼はスタジオ、アトリエ、そしてメゾンダールとの継続的な対話を通じて、シャネルのコードとヘリテージを活かした活動を展開していくことでしょう。彼の大胆な個性、革新的かつ力強いクリエイションへのアプローチ、そしてクラフツマンシップと美しいマテリアルへの献身は、シャネルを刺激的な新しい方向へと導くことでしょう」と期待するコメントを発表。
さらに、同社グローバル エグゼクティブチェアマンのアラン・ヴェルタイマーとグローバルCEOのリーナ・ネアも。「マチュー ブレイジーは、彼の世代で最も才能のあるデザイナーのひとりです。彼のビジョンと才能はメゾンのエネルギーをさらに高め、ラグジュアリー業界におけるリーダーとしての地位を強化してくれることでしょう。ブルーノ・パブロフスキーのリーダーシップのもと、マチュー・ブレイジーが次の時代を形成し、シャネルのクリエイションに新たなページを加えることを確信しています」と話した。
1984年にパリで生まれたマチュー・ブレイジーは、フランスとベルギーの国籍を持ち、ベルギー国立の高等芸術学「ラ・カンブル」を卒業した。彼のキャリアは「ラフ シモンズ」のメンズデザイナーとしてスタート。その後、「メゾン マルジェラ」で“アーティザナル”ライン(オートクチュール)およびプレタポルテコレクションを担当した。
2014年には「セリーヌ」でフィービー・ファイロのもとウィメンズ シニアデザイナーとして活躍。さらに、2016年から2019年まではラフ・シモンズと共にカルバン クラインでプレタポルテのデザイン ディレクターを務めた。2021年からは、「ボッテガ・ヴェネタ」でクリエイティブ ディレクターを務め、その斬新なデザインとビジョンでブランドに新たな生命を吹き込んだ。