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2024.11.29

「コス」が東京・青山旗艦店を環境に配慮したコンセプトでリニューアルオープン

 「コス(COS)」が2024年11月28日、東京・青山の旗艦店をリニューアルオープン。「コス」の専属インテリアデザインとサステナビリティの専門チームが手掛け、日本で初めて環境に配慮したコンセプトを採用した。サーキュラーデザイン (循環型エコノミーを実現するデザイン)の理念や革新的な要素と、地域コミュニティのインスピレーションを融合させた空間が特徴だ。

 

 437m²の店内には、彫刻家の三沢厚彦氏が手がけた「真裸(しんら)」の杉材を使用したラウンジチェアとテーブルを設置した。また、デザインスタジオ「ノーム アーキテクツ(Norm Architects)」によるモジュール式ソファも配置し、その木製フレームと継ぎ目の仕上げは、日本の家具メーカー「カリモク」が誇る伝統的な職人技へのオマージュ。また、「コス」のシーズンコレクションを美しくディスプレイしたMOSO®による竹製のワードローブやショーケース、「スマイル プラスチック(Smile Plastics)」のリサイクル素材を使用した棚も使用している。

 

 フロアには「グラッシ・ピエトレ(Grassi Pietre)」のテラゾータイルを採用し、その90%をリサイクル素材で構成。「カスタール(Kasthall)」のハンドタフテッドウールラグは、残糸を使用しオーダーメイドで作っている。さらに、「ペーパー ファクター(Paper Factor)」によるオリジナルのパピエマシェと合板を用いたハンドメイドのテーブルも設置した。

 

 アーティストや職人との交流の輪を広げる取り組みの一環として、店舗では抽象画家、アイリス・イッセン(iris issen)の作品を展示。キャンバスシリーズでは、侘び寂びの精神を取り入れ、人の身体と蘭の花びらが織りなす繊細な関係を描き、光と質感を巧みに用いることで、静けさと儚さ、そして驚きが共存する世界を表現しているという。

 

 「コス 青山店」では、最新のウィメンズウェアとメンズウェアコレクションをラインナップ。上質な素材と緻密なテーラリング、そして意外性のあるモダンなディテールを融合させた「コス」らしいタイムレスなデザインが特徴だ。

 

Courtesy of COS

 

「コス」公式サイト

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