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2018.05.24
インフルエンサーとのコラボ商品も 三陽商会「ギルドプライム」2018秋冬は“SNS映え”するものづくり
三陽商会は、セレクト業態「ギルドプライム」の2018秋冬ウィメンズ企画で、SNSを基軸としたMD、プロモーションを強化する。インスタグラムなどSNSでの写真映えを意識したデザインやカラーを取り込むとともに、初の試みとして、人気インフレンサーとのコラボレーション商品も販売。新規顧客の取り込みを図る。
2018秋冬のMDテーマは、インフルエンサーたちのスタイリングや撮影したものがSNS上で爆発的に情報拡散されていくさまを意味した造語「ユース クエイク(Youth quake)」。「「ギルドプライム」の商品が、インスタグラムなどに掲載され、その商品が完売してしまうことを実際に経験した。SNSの活用を販促手法の1つとして強化していく」(同社)という。単品でも“インスタ映え”するようなデザインやカラーを月ごとにパッケージ化して提案。レッドやカーキ、イエロー、ピンク、サックスなどをシーズンカラーとし、鮮やかなカラーを単色使いしたアイテムも多数取り入れる。
(上左)ブランドロゴを大胆にしたパッケージ「ロゴにスタ」(上右)インフルエンサー3人とのコラボレーション商品(下)「サンダースタジオ」とのコラボレーション商品
パッケージとして、ブランドロゴを大胆に配した「ロゴニスタ」、ジャケットやドレス、ベルトなどでライン使いを多用した「ライニスタ」、今シーズントレンドのチェックをセットアップやブロッキングで取り入れた「チェッキスタ」、レザーやフェイクムートンのライダースジャケットなどハードなアイテムを、カラーパンツやワンピースなどの女性らしいアイテムに合わせる「ライダリスタ」、ファーやレオパード柄のアイテムを組み込んだ「アニマリスタ」、ダークトーンになりがちな冬のコーディネートをビビッドな配色のダウン&ウールのアウターでスタイリングする「カラリスタ」をそれぞれ打ち出していく。
また、書籍や広告、キャラクターデザインなど国内外で活動する「サンダースタジオ(SANDER STUDIO)」とのコラボレーション商品も販売する。カットソー(税別6,800円)やTシャツ(ウィメンズ5,500円/キッズ3,600円)、クッション(4,200円)、バッグ(3,700円)などをそろえた。「海外でも活動するブランドと協業することで、インバウンドのお客や、新規顧客の取り込みを強める」(同社)。
(左から)大社果林さん、松本愛さん、斎藤有紗さん。3人のファッションへのこだわりを随所に取り入れた。「何度も打ち合わせを重ね、LINEでも連絡を取りながら製作しました。トップスをインすることに飽きもあったので、インしても出してもちょうどいい丈にこだわりました」(斎藤さん)
人気インフレンサーとのコラボレーション企画では、松本愛さん、斎藤有紗さん、大社果林さんの3人を起用した。松本愛さんはヘムイレギュラードレス(税別1万9,000円)、斎藤有紗さんは、背中部分に洗濯表示をプリントしたショート丈カットソー(7,800円)とテーパードデニム(1万2,000円)、大社果林さんはサーマルパーカー(1万2,000円)とサロペット(1万5,000円)をそれぞれデザイン。「まずブランドのコンセプトを理解していただき、そこから、3人それぞれのファッションやスタイリングへのこだわりを取り入れながら製作した。ブランドのターゲット層と重なり、実際にSNSで影響力を持つ彼女たちだけに、商品により説得力が生まれた」(同社)。
フォロワー数は3人合わせて18万人以上。8月初旬「ギルドプライム」全店舗で一斉に販売を開始するとともに、SNSでのプロモーションにも力を入れる。