「バウルズ（vowels）」が2024年5月13日、八木佑樹デザイナーによる新たなブランドとしてローンチ。

　「バウルズ」のアイテムはアメリカと日本で取り扱うユニセックスのエッセンシャルなストリートウェアで、すべて東京でデザインした日本製。八木デザイナーが収集している書籍や雑誌、印刷物から着想を得ている。

　ファーストコレクションは、4月に米ニューヨークのロウワーイーストエリアにオープンしたブランドのショールーム兼アーカイブセンターで披露。ゲストはリファレンスとなった資料を閲覧し、あらかじめ設定されたドキュメンテーションやカタログに従って、アーカイブを独自にキュレーションすることができる。また、今年6月にはパリメンズファッションウィーク期間中に2025春夏コレクションを発表する予定だ。

　「バウルズ」のブランドスピリットは、日本の「守破離」の精神に則っている。まず基本やルールを身に着けた上で、 既存のルールを破り、独自なものに発展させるという「守破離」の哲学をデザインプロセスに落とし込んだ。ディテールにこだわった定番アイテムのコレクションからスタートし、実験と再解釈を繰り返しながら、シーズンごとに作品を洗練させていくという。

　なお、デビューコレクションのキャンペーンとルックブックは、写真家のホンマタカシさんが手掛けた。ノスタルジックなホンマさんの作品は、八木デザイナーに長年インスピレーションを与え続けていて、ファーストコレクションの直接的な着想源のひとつにもなった。

　トップスは0~4まで、ボトムスは26~36までのサイズバリエーションで、全てのアイテムはジェンダーレスでラインナップ。パールボタン、プレミアムゲージの日本製コットン、日本製のセルビッジデニムなど、卓越したディテールを特徴としている。最高品質のもの作りを追求する一方で、最新技術を取り入れ、カスタマーとのコミュニケーションや商品をより良くする方法を見つけることにも注力している。「バウルズ」のアーカイブからのセレクションはブランドのウェブサイトで公開し、コレクションや商品詳細などに直接リンクしている。さらに、各アイテム にはNFC技術を使ったタグを付け、購入者はアイテムの真贋判定をすることができる。

Courtesy of vowels

■「バウルズ」公式サイト