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2024.03.19

「オンワード」アップサイクルプロジェクトをローンチ 楽天ファッションウィーク東京の会場でお披露目

写真:楽天ファッションウィーク東京2024秋冬」公式会場での展示 (c)JFWO

 

 オンワードホールディングスは、サステナブル経営推進プロジェクト「グリーン・オンワード(Green Onward)」の一環として、「アップサイクル・アクション(Upcycle Action)」を立ち上げた。このプロジェクトでは、不用になった衣料品から新しい価値を生み出すというコンセプトのもと、社員がクリエイターとなって「デニム」を用いたアップサイクル作品を約150点制作した。制作した作品は、オンワードグループの公式ファッション通販サイト「オンワード・クローゼット」で2024年3月14日に販売開始した。
 
 「アップサイクル・アクション」は社内公募型プロジェクトとしてスタートした。社員クリエーターに提供したのは、「オンワード・グリーン・キャンペーン」で回収したデニムだ。社員は社内の設備を使って商品を作ることができ、売上から商品材料費を引いた利益の90%を社員クリエーターにインセンティブとして供与し、残りの10%は日本赤十字社に寄付するという。公募型にしたのは、ブランドの枠を超えて自由にものづくりをするためだ。
 
 これらの作品は全て一点物で、3月14日(木)から16日(土)まで渋谷ヒカリエで開催した「楽天ファッションウィーク東京2024秋冬」の公式会場で展示し、報道陣やショー来場客らにお披露目した。第1弾では、アップサイクルブランド「ニサイ(nisai)」の松田直己氏や、洗練された武骨の追及をコンセプトにしたブランド「メゾンシュンイシザワ(Maison Shun Ishizawa)」の石澤駿氏とHARU氏がゲストクリエーターとして参加した。
 

  • (c)JFWO

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 同社が取り組んでいる「オンワード・グリーン・キャンペーン」は、衣料品循環システムの構築を目指すプロジェクトで、自社の衣料品を利用者から引き取り、リユース・リサイクルを行うもの。
 
 リユースの取り組みは、環境コンセプトショップ「オンワード・リユースパーク」(東京・吉祥寺/ECサイト)での販売。利用者から引き取った衣料品のうちまだ使用できる一部のものをチャリティー価格で販売している。その収益はサステナブル活動に役立てている。
 
 リサイクルでの取り組みとして2023年上期までに、累計約140万人の顧客から約730万点の衣料品を回収し、リサイクルして固形燃料(RPF)に再生。リサイクル糸を作り毛布や軍手を生産している。これらの製品は、日本赤十字社の協力を得て、国内外の被災地や開発途上国に支援として活用している。

 

画像提供:JFWO

 

■「オンワード クローゼット」特設サイト

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