「シャネル（CHANEL）」が2023年12月17日に英・マンチェスターで2023/24メティエダールコレクションを発表。12月8日18:00（日本時間）にムービーを配信した。
 
　フランス語で「芸術的な手仕事」を意味し、職人技の粋を極めたメティエダールコレクション。本シーズンは、ツイードを主役に据え、色彩豊かなポップなスピリットを加えた。アーティスティックディレクターのヴィルジニー・ヴィアールは詩的な感情と60年代の雰囲気に注目し、シンプルさを追求。ジャケットやコートの内側と同じ生地が使われたスカートや、職人たちが手掛けたプリーツやフェザー、刺繍などが特徴的なコレクションだ。

　マンチェスターという音楽カルチャーの発祥地を舞台に、クリエイティブな街の雰囲気を反映した。「マンチェスターは創作意欲を掻き立てる街で、音楽と文化の出会いの場」だとアーティスティック ディレクターのヴィルジニー ヴィアールは語る。このショーはマンチェスター北部のトーマス ストリートで夕暮れ時に開催され、色合いを重視している。
 
　フェミニンなルックを引き立てるサーモンピンク、パンプキン、アップルグリーン、マスタード、スカイブルー、レッド、そしてセピアという配色が特徴的で、それらはスーツやバッグのポップな色使いやパールと融合し、個性的なアイテムを作り上げた。
 

　メゾンのコードに忠実でありつつ、シンプルさを追求した。ジャケットの裾にあしらわれたチェーン、コントラストを効かせた裏地、トップステッチが施されたパネルなど、現代的なルックを実現しつつ、ガブリエル・シャネルの緻密なテーラリング技術へのリスペクトも感じる。
 
　英国調のラップスカート、ミニ丈のゴデットスカート、バミューダパンツ、シャツ、ツイードのドレスコート、シェットランドウールやカシミヤのニットウェアなどのアイテムを取り入れ、フィット感のあるカッティングとローウエストのスカートも印象的だ。

　豪華なプリーツやフェザー、刺繍など、職人たちの技術がコレクションに深みをもたらせた。また、ジュエルボタンや帽子、ティーポットやレコード、花々のモチーフなど、楽しげな雰囲気を引き立てるアクセサリーも見られた。さらに、ピュアなムードの黒のメリージェーンパンプスも今回のコレクションで初めて登場した。
 
　ジーンズ、レザー、ニットウェア、ベビードール、ストラップレスドレスなどが、マンチェスターの音楽カルチャーや英国の田園風景など、様々な要素を融合。活気あふれる2023/24メティエダールコレクションは、「シャネル」が英国と共に歩んできた一世紀以上にわたる絆を表現したようだ。

来場セレブリティ

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