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2018.05.09
グッチ NYにデジタルテクノロジーを導入した新店舗「グッチ ウースター」オープン
Courtesy of Pablo Enriquez and Gucci
「グッチ(Gucci)」は5月6日、ニューヨークのソーホー、ウースターストリート63番地に新店舗「グッチ ウースター(Gucci Wooster)」をオープンした。最新コレクションやコラボレーションを取り扱うだけでなく、デジタルテクノロジーによる非日常的な店舗体験、アンバサダー役のスタッフによるホスピリティーを提供するなど、同ブランドの情報発信スペースとして様々な取り組みを行う。
かつて鉛筆工場であった築155年の建物の中にある同店。900㎡を超える空間は、建物のオリジナルの構造がもつ統一感を失うことのないよう、この場所にふさわしいデザインコンセプトを追求した。インテリアにはヴィンテージ感を残しつつ、インタラクティブなLEDウォール、イノベーティブな最新3Dスクリーンを採用するなど、過去と現在をシームレスに融合する「グッチ」のスピリットを体現するスペースだ。
店内には、専用グラスなしで3D映像を視聴できる映写室を設置し、シーズンごとのクリエイティブ・プロジェクトを披露する。オープニング時には、英国メディア、フリーズ(Frieze)社とのコラボレーションでウー・ツァン監督とアダム・ツォカ・ケラー監督により製作された「The Second Summer of Love」の30周年記念のドキュメンタリーフィルムを上映。同フィルムは80年代末のニューヨークにおけるハウスミュージックにフォーカスした内容だ。
Photo: Courtesy of Pablo Enriquez and Gucci
同店では、グッチのウィメンズとメンズのウェア、ジュエリー、アクセサリー、グッチ デコール コレクションから多数の限定アイテムを揃えるほか、新しいDIYプログラムも導入。例えば、豊富なファブリックやカラーの中からアルファベットを自由に組み合わせて、ユニセックスのラゲージや アイコニックなAceスニーカーをカスタマイズできる新しいDIYプログラムや、カスタムオーダーの仕上がりをARテクノロジーによって すぐに見ることができるインタラクティブなデジタルツールも初導入した。
サービスは、アンバサダー役のスタッフが担う。「グッチ コネクター(Gucci Connector)」と名付けられたスタッフは、「グッチ」とゲストをつなぎ、ゲスト一人ひとりにとっての「グッチ」のストーリー体験をサポートする。
5月5日には、オープンを記念したプライベートイベントを同店舗で開催。リアーナ(Rihanna)やアレクサ・チャン(Alexa Chung)、エイサップ・ロッキー(A$AP Rocky)、ジャレッド・レト(Jared Leto)、「グッチ」とコラボしたハーレムのテーラー、ダッパー・ダン(Dapper Dan)ら多くのセレブリティーが来場した。
イベントでは、ジャスティン・ストラウス(Justin Strauss)とアルカ(Arca)によるDJ、ブルックリンを拠点に活動するパンクバンド、サーフボート(Surfbort)によるスペシャルパフォーマンス、そしてルビローサ(Rubirosa)、ザ・オデオン(The Odeon)、ノム・ワ・ティーパーラー(Nom Wah Tea Parlor)、インドシン(Indochine)などソーホーやダウンタウンの人気レストランによるケータリングを振舞った。
ゲストには、アンディ・ウォーホルが創刊し、ソーホーの伝説を語り続ける「インタビュー(Interview)」誌とのパートナーシップにより、マドンナが表紙を飾った歴史的な1985年12月の音楽特集号が復刻されギフトとして配布。ニューヨークのダウンタウンのカルチャーを色濃く反映したイベントとなった。
Courtesy of BFA for Gucci
■「グッチ」公式サイト www.gucci.com